「CDに焼く」とはどういう工程?別の言い方はあるのか

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日常ではそれほど多く目にすることがないものの、場所によってはデータ保存や音楽再生のために使われているCDやDVDに関連した用語はいくつもあります。

 

いわゆる業界用語や、習慣的に使われてきた言葉が多く見られるのが特徴です。

 

その一つに、「CDに焼く」という表現があります。

 

当然、火を入れて文字通り焼いているわけではないのに、どうしてこうした表現が使われているのでしょうか?

 

分かりやすい別の言い方としては、どんな表現を用いることができるでしょうか。

「CDに焼く」という表現が生まれた理由

CDやDVDの素材はプラスチックですが、表面と内部に特殊な加工を施しています。

 

その円盤状のプラスチックにレーザーを照射することで、化学反応を起こします。

 

すると、内部の形状が変化して、データの記録ができるわけです。

 

このプラスチックへのレーバーの照射によって熱が発生し、部分的に燃焼するために、「CDに焼く」という表現が生まれました。

 

そのため、「CDに焼く」=「CDにデータを記録させる」作業を指すようになったのです。

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CDに焼くことを指す別の言い方は?

このように、「CDに焼く」という表現は、データ記録もしくは保存を指します。

 

そのため、「CDへのデータ書き込みをする」といった別の言い方をすることもできます。

 

または、「CDへのデータ記録」とも言うことができます。

 

複数のCDにデータを複製するという意味では、「CDにコピーする」という表現も別の言い方として使うことができるでしょう。

 

CDに焼く工程は、基本的に、CD-RやCD-RWと呼ばれる、記録と再生ができるCDの種類でのみ行えます。

 

また、実際にCDへのデータ書き込みをするには専用の機器が必要で、再生専用のものと書き込み可能な機器は違うので、注意が必要です。

 

そして、この「焼く」ことによってCDを作るのは家庭向け、もしくは少量生産だけの話です。

 

というのも、大量にCDを作成する場合には、「焼く」という工程は取っていないからです。

 

大量生産では、マシンを使って基盤となる素材に微細な凹凸を付け、それをプラスチックに貼り付けています。

 

目的としては同じくCDにデータを書き込んでコピーしていくのですが、プロセスが違うため、この場合は「CDをプレスする」という言い方をします。

 

凹凸のある基盤にディスクをプレスして完成させるというところから来ているわけです。

 

そのため、「プレスする」も、ある意味では別の言い方と考えられるかもしれません。

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