「店舗を回ること」を他の表現に言い換えたい！

「店舗を回ること」という表現は、様々なシーンで使われます。

お客様の立場であれば、同じようなアイテムを求めていくつかの店舗を比較するために回ります。

また、営業担当者であれば取引先や営業をかけたい店舗を訪問していきます。

さらには、複数の店舗を統括するマネージャーなどは、定期的に担当している店舗を回って売り上げや店内の様子、スタッフをチェックするために訪問することになります。

こうした「店舗を回ること」という表現を、より丁寧な言い方に置き換える時、どんな形になるのかを見てみましょう。

買い物をしているというシーンにおいては、「店舗を回ること」は「お店巡りをする」という表現を使うこともあります。

やはり、一つの目的を持って複数の店舗に行くといったイメージが伝わってきます。

ただし、両者には微妙なニュアンスの違いを感じる方もいることでしょう。

「店舗を回ること」というと、買いたい製品が決まっていて、その特定の品を見つけるために複数のお店に探しに行くという感覚です。

つまり、今まで回ったお店にはお目当ての物がなかったのです。

一方で「お店巡り」は、どちらかというといろいろなお店を見て、同じ製品もしくは似た製品を価格やスペックなどで比較するというイメージも出てきます。

このように、少なくても買い物についての表現では、複数の店舗に行く目的が何かによって多少の違いが出てくることもあります。

どんなイメージを伝えたいかによって使い分けることもできるでしょう。

丁寧度という意味ではどちらも同じですので、どちらを使っても問題はありません。

営業担当者が顧客もしくは取引先の複数の店舗に行く場合、何となく「店舗を回ること」という表現はシンプル過ぎると思うこともあるかもしれません。

その場合は、「担当店舗への訪問」といった形に置き換えられます。

もしくは、「お客様店舗に足を運ぶ」とより丁寧に言うこともできます。

こうすることで、単に機械的にお客様のお店を回っているという印象を避けられます。

地域マネージャーなどが、自分の担当店舗を回る場合には、「臨店」という言い方もあります。

ただし、これは多少固い表現となります。

たとえば、本部が支店の会計状況やサービス提供状況などを監査しにいくとか、何らかの指導を与えに行くといったケースで使うことも多いからです。

使い方には気を付けた方が良いでしょう。