50坪の土地を盛土するとしたら費用はいくらくらいになる?
■盛土における工事費用を決める要素とは?
道路の整備であれ宅地造成であれ、切土もしくは盛土は基本的な工事内容であり、多くの場合必要となる作業です。
そのため、多くの建設会社が施工をしていて費用相場もある程度決まっています。
しかし、状況によってトータルでの工事費用が変わることは多々ありますので、それぞれの現場の見積もりに影響する要素をチェックしておくことは重要です。
まず、盛土をした場合たいていは周りよりも土地が高くなります。
そうなると、土地が流出してしまうことになりますので、土留め作業、必要に応じて擁壁を立てる工事を行うことになります。
擁壁はコンクリートやブロックで壁を作って、そこで土が流れないようにする役目を果たします。
この擁壁工事は重機による作業が必要になる、土以外の材料が必要になるなどの理由で一般的にコストが高めです。
他にもどの種類の土を使うかということも費用に影響してきます。
盛土では用途に応じて山砂や再生コンクリート、他の工事現場で出た再生土などを使います。
それぞれの土で価格が異なりますので、当然総工費にも違いが出てくることになるのです。
スポンサーリンクもう一つのポイントは、工事を行う地域です。
土木工事の相場と言うのは、多くの場合自治体によって定められている公共工事の標準工事費を参考にしていることが多いのです。
それぞれの自治体によって公共工事の受注コストは変わってきますので、それに伴って一般的な土木工事のコストにも差が出てくるというわけです。
50坪の造成工事をした場合の費用はいくらくらい?
上記のように、それぞれの現場で関係する要素が変わってくるので、総工費にも違いが出ます。
50坪のシンプルな盛土をするというだけであれば、地域による差を見るだけである程度の相場を計算することができます。
東京都を始めとする関東圏では、50坪だと65万円から70万円程度が相場となります。
一方で九州地方では多少価格が下がり、60万円から65万円くらいでできるケースが出てきます。
東北地方の場合は、関東の相場に近くやはり60万円台後半と考えることができます。
こうした費用相場はあくまでもシンプルな盛土工事だけですので、整地費用や地盤改良などのコストもプラスされることになります。
さらに、傾斜地など、場所によっては擁壁を立てるなどの土留め工事も大きくする必要が出てきて、費用はぐっと上がります。
こうしたことから、どんな工事が必要になるかを確認してから、総工費を見積もってもらうことが重要です。
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