作成前に知っておきたい出荷証明書とミルシートの違い

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建設関係の仕事でも公共事業の場合には様々な書類の提出が必要です。

 

中でも作成が難しいのが出荷証明書とミルシートです。

 

混同されがちですが、出荷証明書とミルシートの違いはどのようなところにあるのでしょうか。

出荷証明書とミルシートの違いを確認するためにはそれぞれの書式を確認しよう

出荷証明書とミルシートの違いを確認するためには、まずはそれぞれの書類がどのようなものであるかを知ることから始めましょう。

 

どちらも建設現場で用いられる書類ですが用途が異なります。

 

まず出荷証明書というのは公共事業で特に多く用いられる書類ですが、一般の作業現場でも必要になることがあります。

 

提出した書類は仕様や数量ともに設計図の通りに工事が進められたかを確認するために用いられます。

 

それに対してミルシートは材料証明書の一つとされているものです。

 

鋼材分野における材料証明書がミルシートとなり、材料証明書は製品を構成する部品がどのような材料でできているかを証明するために用いられます。

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出荷証明書とミルシートの違いは確認する内容の違い

出荷証明書とミルシートの違いとして大きいのが確認する内容の違いです。

 

出荷証明書の場合には出荷された資材が数量や設計図通りに使用されたかを確認するものですが、数量の水増しがないかを調べるわけではありません。

 

書類を確認する際には指定数量よりも少ない場合のほうが重視されます。

 

指定数量よりも少ないと設計に対して手抜き工事をしている可能性があるため、確認がされるのです。

 

工事の作業で資材の使用量が少ないことで建設物にトラブルが起きないよう、資材や塗料が書類通りに使われているか確認をします。

 

それに対してミルシートは鉄鋼メーカーが卸業者に対して発行し、卸業者がユーザーに対して提出をします。

 

提出した書類によって鋼材が指定のもので間違っていないかの確認をしています。

 

ミルシートがあることで建物が指定の鋼材で建設されていることの証明になるのです。

 

ミルシートが提出されるのは道路や発電所、橋といったインフラに関わる作業が多いです。

 

建設現場で必要な書類でも混同されやすい出荷証明書とミルシートの違いは確認する内容の違いです。

 

出荷証明書は設計図通りに建設するための必要な資材が正しく使われているかを確認し、手抜き工事がされていないかを主に確認します。

 

それに対してミルシートは必要な鋼材が素材と数量がともに正しく納品されているかを確認します。

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