休学と留年の違いとは

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休学や留年という言葉はよく聞きますが、実際にはどのような違いがあるのでしょうか。

 

実際には、奨学金の貸与や授業料の支払いなどに大きく関わってくる違いがあります。

 

そこで今回は、この休学と留年の違いについてご説明します。

休学とは

休学とは、学校に在籍した状態で長期的に授業等を休む場合に使うシステムです。

 

主に、オリンピックへの出場や海外留学、ボランティア活動や芸能活動、長期インターンなどの仕事、そして病気やケガ、被災などで長期的に通えなくなる時に使います。

 

休学の場合は、事前に学校に申請する必要があり、理由によっては認められないケースもあります。

 

また、休学期間中は授業料等の費用が一部免除されます。

 

それに加えて、奨学金をうけている場合は異動願を提出して奨学金を休止する必要があります。

 

最大で2年間貸与を休止させることができ、復学の際は再度異動願を提出し、奨学金の貸与を再開させることができます。

 

この申請は学校で行うものなので、異動願や休止復活について詳しく知りたい場合学校に問い合わせましょう。

 

休学は学校に籍を置いてはいるものの、在学期間には含まれないので注意が必要です。

 

もちろん単位の取得もできません。

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しかし、オリンピックの出場などはそれ自体を単位の代わりとして扱う学校や、通常の単位取得以外の措置が用意されている学校もあります。

 

海外留学においては、学校の提携校に留学する場合そこで取得した単位を国内在学中の単位として認められる学校もあるようです。

 

単位の扱いなどは学校や休学理由によっても変わってくるので、申請する際に学校にきちんと問い合わせましょう。

留年とは

こちらは休学とは違い申請は必要ありません。

 

むしろ留年は、自ら希望して留年するものではなく、必要取得単位数の不足や出席日数の不足などにより学校側が決定するものです。

 

また、留年は休学と違い在学期間に含まれるため、在学期間の上限に達すると退学となります。

 

そして、在学期間に含まれることから授業料等は通常どおり支払う必要があります。

 

さらに、特別の事情がある休学のケースとは違い、奨学金は4年制の大学なら4年間で打ち切られるので延長して受けることができません。

 

しかしお金の制度で言えば、学校によっては留年等にも授業料の減額措置がある学校もあるので確認は必要です。

 

休学と留年の違いを含め、授業料などの細かい制度は学校ごとに決められているので必ず学校に相談しましょう。

 

就活においても、どちらかが不利になるなどといった事はありません。

 

限られた学生としての時間を有意義に使うためにも、利用できる制度は最大限利用してみてください。

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