大学合格後すぐ休学は可能か

大学合格後すぐ休学したいというケースを2件ご紹介します。

この場合は可能なのかどうか考えてみましょう。

同じようなことを考えている人や、お子様が同じようなことを言い出したという人は参考になさってください。

あるケースをご紹介しましょう。

Aさんは大学合格後すぐに海外留学をしたいと考えています。

入学したらただちに休学届をだして1年海外留学し、帰国後に復学してから新入生として他の学生といっしょに勉強したいという考えです。

この人の場合はとにかく早く語学を身につけたいのでしょう。

身につけた後に日本の大学で学ぶという考えです。

この場合、休学届は受理されません。

単位を一つも取らず、合格後すぐ休学というのは大学からすると困ったものになってしまいます。

それならば、入学辞退をして他の生徒を入れた方が良かったということになるでしょう。

なぜならば、休学となれば授業料はとれないからです。

早く語学力を身につけたいという気持ちはわかりますが、大学からすると自己本位な考えになります。

それならば、最初から海外留学をした方が良いでしょう。

もう一つのケースは仮面浪人です。

Bさんは本当に行きたかった大学に不合格でしたが、あきらめきれません。

そこで第３希望の大学合格後に入学して、すぐに休学届を出し仮面浪人をしようとしています。

このような休学は受理されるものでしょうか。

入学後すぐに履修届も出さず、単位も取得せずに休学というのはちょっと奇妙と思われます。

この理由での休学というのは認められない可能性が高いでしょう。

大学からすると、それならばきちんと学費を払ってくれる生徒を合格させたかったということになります。

どうしても第一志望だった大学に行きたかったのであれば、浪人すべきだったかもしれません。

それでも第3希望に入ってしまったのであれば、ここで頑張るのが一番です。

どうしてもその気になれないという場合は親に相談しましょう。

上記の２つの例のように入学してすぐに休学はできないでしょう。

そうならないように入学を決める際はよく考えた方が良いです。

親や高校の先生や塾の先生など、あなたのことを思ってくれる信頼できる大人に相談してみてください。

大学合格後にすぐ休学を考える人もいます。

さまざまな考えが否めないものですが、周囲への影響などをよく考えてください。

自己本位の単位も取得していない休学は認められないでしょう。

冷静に考えてみるとよくわかります。

それも大人になるためのステップです。