文系でも生産技術職に就けるか？

ものづくりを行っている企業で重要な役割を担う職種のひとつに「生産技術職」があります。

どんな仕事をするのでしょう。

文系学部出身でも就けるでしょうか？

生産技術職は、工場で製品を生産する際のコスト管理や生産ラインの設計・管理を担う仕事です。

企業が製品を生産する際にポイントとなることは、いかにローコストで生産効率を高めるかであり、製品の品質を保ちながら、低予算、短時間で生産できるよう生産体制、環境の構築、改善を行います。

その仕事内容は、新しい生産ラインを立ち上げたり、現状の生産体制の問題点の抽出や改善、研究・開発部門や設計部門、現場の意見を聴取し、業務の改善に関わったりします。

また、新たな生産設備が必要となれば、その開発に関わることもあります。

製品を生産するために必要な技術に精通していることとは別に、生産技術職に向いているのは、

・人とのコミュニケーション能力が高い人
生産技術職は、研究開発の人の意見、現場の意見を聞きまとめたりと人とコミュニケーションをとる機会がとても多い職種です。

コミュニケーション能力の高い人ほど向いています。

・探求心があり、発想力のある人
現状に甘んじることなく、より生産性を高めるための改善点はないか考えられる、また、トラブルが生じたときに臨機応変に対応できるなど、探求心や発想力のある人は向いています。

・物事を客観的に見れる人
生産技術職は、改善点、問題点を抽出し解決していくことが求められる仕事です。

その際には、現場や経営のどちらにも偏らない中立の立場で客観的に判断することが必要になります。

物事を客観的に見ることができる人に向いています。

生産技術職は、技術的な専門知識やスキルが求められる仕事も多いため、理系学部出身の人の採用が多いようですが、全く文系学部出身者は対象外ということはなく、文系学部出身も採用対象としている企業もあります。

生産技術職は、海外に工場を持つ企業であったりすると海外勤務で英語など外国語でのコミュニケーションが必要になることもあります。

語学力やコミュニケーション能力を武器に生産技術職を目指すことも可能です。

生産技術職は、製品の生産に関してすべてを管理する仕事であるため、技術的な知識のみならず、さまざまな能力が求められる職種です。

文系学部出身の人も語学力やコミュニケーション能力などのスキルを活かして働くことができます。