生産的と建設的の違いは何?

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ビジネスシーンでよく耳にする「生産的な提案」、「建設的な会議」などという「生産的」と「建設的」という二つのワードがあります。

 

何となくどちらも何かを作り出すといった感じで意味が似ているようですが、この生産的と建設的というワードは使い方が違います。

 

この2つのワードの違いは何でしょうか?

生産的の意味

生産的といえば、「生産的な意見」や「生産的な会議」、「生産的労働」という言葉が浮かびます。

 

生産とは、人間が生活のために物を作り出すことです。

 

そして、生産的の意味は、生産に直接関わっていること、または、有益なこと・ものを生みだすことなどがあります。

 

たとえば、「生産的な意見によって新しい商品のアイデアが浮かんだ」とか、「生産的な会議で企画がまとまった」などと使われます。

 

類語には、「有意義な」とか「意味のある」などがあります。

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建設的の意味

一方、建設の意味は、新しい建物や組織を作り上げることです。

 

そして、建設的とは、現状の物事の良さを認識し、さらに良いものにしようと積極的に取り組むさまをいいます。

 

「建設的な意見」や「建設的な態度」などの言葉があります。

 

たとえば、「建設的な意見のおかげで、企画がスムーズに進んだ」などと使われます。

 

類語としては、「前向き」や「積極的」などがあります。

生産的と建設的の違いは何?

「生産的」は、何らかの結果、有益なものを生みだすために行動することで、「建設的」は、現在の状況を、さらにより良いものにするために積極的に行動することであることから、どちらも前向きでポジティブな状態を表す言葉です。

 

生産的と建設的の違いを述べるのであれば、結果として有益なものを生みだした「生産的」と、現状をより良くなるように行動する「建設的」という違いがあります。

 

すなわち、会議の結果、新しい企画が決定したのであれば、「生産的な会議でした」、継続案件の会議でより効果的な方針が示されたのであれば、「建設的な会議でした」という使い方になります。

まとめ

生産的と建設的は、どちらも有益な結果をもたらしたことを意味する言葉です。

 

違いを述べるのであれば、優良な結果を生み出したことを印象付ける「生産的」に対して、「建設的」は現状の物事を認めて、それをさらに良いものにするように行動するという積極的な行動を印象付ける言葉である点が違いといえます。

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