生産関数の疑問!資本が「K」で表されるのはなぜ?

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「生産関数」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

 

何かを製造して販売している企業では欠かせない数値となっていますが、そもそもなぜ生産関数が必要とされるのでしょうか。

 

中小企業診断士や会計に携わっている方でないといまいちピンと来ないかもしれませんね。

 

また、生産関数は特殊なアルファベットで表されることが多いので、どの文字が何を示しているのか、初めて見た方は分からないかもしれません。

 

こちらでは生産関数とは何か、「K」という記号はなぜ資本を表すのかについて詳しく説明していきます。

生産関数とは?何に使われる?

分かりやすく説明すると、労働者の数と産出量、資本をグラフで表したデータです。

 

つまり、労働者が多いと当然出来上がる商品は多くなり、労働者が少ないと出来上がる商品は少なくなるということになります。

 

なぜそのような事になるかと言えば、作業を行う人数が多いため、商品化できる品物が多くなり、その分利益が増えるからです。

 

一方、労働者が少なく、人手が足りていない企業では、利益の元となる商品をたくさん作ることができないので、生産力が低いということになってしまうのです。

 

100人で構成されている企業と1人で構成されている企業であれば、当然前者の方がたくさんの商品を出荷することができますね。

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ただし、労働者が多いからと言って生産数が大幅に伸びるかというとそういうわけではなく、最初は慣れない状態からのスタートなので「収穫逓増」という状態になるのです。

 

しかし、労働者がどんどんと仕事に慣れてきて、新人にやり方を教え、助け合ううちにどんどんと効率が上がって来て、右肩上がりになることが一般的なグラフの形です。

資本が「K」で表される理由

生産関数について理解していただけたかと思いますが、なぜ生産関数には「K」と「L」という値が存在するのかというところを触れていきます。

 

Lは労働量を指し、労働者が多ければ多いほど増えていくという仕組みです。

 

また、労働時間によってもLの数値は大きく変化し、100人が8時間全員でみっちりと働いた結果と、50人ずつがシフト制で4時間ずつ働いた結果とでは前者の方が当然Lの数値が大きくなることになります。

 

そして、「K」という記号がなぜ資本を表すのかという点については、ドイツ語の「Kapital」から来ており、頭文字を取ったものだからです。

 

資本は労働力、原料の増減などを表し、Lと密接な関係にあります。

 

Kの数値が大きければ大きいほど、企業の生産力が高いという証になります。

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