記帳する時、向きが正しいはずの通帳が戻ってくるのはなぜ?
普段、銀行での取引をキャッシュカードのみで行っている人にとって、通帳を使用するシーンで1番多いのは記帳する時でしょう。
久しぶりに通帳を取り出して、いざ記帳をしようとした時、通帳が読み込まれず返されるということはないでしょうか。
入れる向きが間違っていたことが理由で差し戻された時は、通帳の向きを確認し、正しい向きで入れなおせば問題は解決します。
しかし、何度やっても読み込まれない時は、通帳自体に問題が発生している場合が考えられます。
ATMにて通帳が戻される原因
記帳をするためにATMに通帳を差し入れて、何度向きを正しても戻される場合は、通帳の磁気不良が原因の可能性があります。
磁気不良とは、通帳やキャッシュカードについている黒い帯状の磁気テープに異常が発生する事象をさします。
この磁気テープは、通帳を読み取るためには不可欠のものですが、外部からの影響を受けやすく、この磁気不良は比較的起こりやすくなっています。
磁気不良が起こる主な原因
磁気不良が起きる原因は主に3つあります。
1つ目は物理的な圧力です。
通帳の上に重たいものを長期間載せたりすると、その重みのせいで磁気テープが破損し、磁気不良になってしまう可能性があります。
スポンサーリンク次に2つ目は他の銀行の通帳と重ねておいておくことです。
銀行によって磁気テープの強度は異なります。
そのため、磁気の弱い通帳と磁気の強い通帳を重ねて保管していると、磁気の弱い方が強い方の干渉を受け、磁気が弱くなってしまうことがあるようです。
そして3つ目は、磁石など、他に磁気の強いものと接触させることでした。
普通に保管していたらそんなことにはならないのではと一見思えますが、身の回りのものには意外と磁気を発生させているものがたくさんあります。
主なものが車のキーやスマートフォン、かばんや財布についているマグネットやキャシュカードなどです。
記帳する時だけの短時間でも、磁気がだめになってしまうこともあります。
磁気不良を起こさないための予防方法となった時の対策
磁気不良を起こさないためには、危険なものには近づけさせないことが何より重要です。
しかし、どうしても、そういった危険物と同じかばんに入れなければならない時もあるでしょう。
そんな時は、専用のプロテクトケースをしっかりと付けていることを確認してから持ち歩くようにすると安心です。
そして、もし、記帳の際に向きが原因でなく、磁気不良で通帳が差し戻されてしまった時は、すぐにお近くの銀行の窓口へ行きましょう。
そうすればすぐに対応してもらえます。
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