なのでは常体?文章作成で知っておきたい使い方

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文章を書くときには常体と敬体を考える必要があります。

 

普段話すときによく使う「なので」はどちらでどのような場面で使うのが適しているのでしょう。

常体と敬体の使い分け方法

常体というのは文章を「だ、である」で終える書き方のことです。

 

それに対して敬体は「です・ます」で終わる書き方です。

 

新聞でよく目にするのが常体、作文など丁寧な文書に対して用いられるのが敬体というイメージがあります。

 

常体は断定的で堅さのある文章になるのが特徴です。

 

話をする相手、伝えたい内容によって使い分けることで相手にとって話が分かりやすくなったり、自分の考えや思っていることを伝えやすくしたりする効果もあります。

「なので」は使い方に注意

文章や会話の中で「〜なので」という言い方はよく出てきます。

 

順接の文章で使われ、前半の文章が後半の原因や理由として順当な流れになるときに使われる言葉です。

 

文章の中では常体として使われるので、丁寧さに欠けると考えられます。

 

そのため、文章や会話で用いるとカジュアルな印象を与えてしまうので友達とのやり取りで使われるものであり、目上の人との会話では使われません。

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もちろん面接や履歴書での使用も避けるべき言葉です。

 

接続の言葉として多用しがちですが、使用する場面に気を付ける必要があります。

敬体にするにはどうすればいいのか

「なので」が常体の言葉となると、論文や履歴書、目上の人との会話では敬体にして用いる必要があります。

 

意味合いとしては「だから」と同じように使えますが、どちらの言葉もフランクに聞こえてしまい丁寧さには欠けてしまいます。

 

書き言葉や文語の場合には「そのため」や「したがいまして」といった言葉に言い換えると適切です。

 

したがいましてはしたがってという言葉の丁寧な言葉で、漢字にすると従いましてとなります。

 

前の文章と後ろの文章に主従関係が生じます。

 

そのため前の文に対してしたがいましてより後ろの文章が結論になる場面で使うことができます。

 

「ですから」も使われることがあり、前の文に対して後ろの文章が結論となる場合に用いることができます。

 

ただし、断定的な意味合いが強い言葉です。そのため「なので」を使うよりも少し言い方がキツい印象になることもあるので気を付けましょう。

 

「なので」は常体で使う言葉で目上の人との会話や論文で使うことは適していません。

 

そこで丁寧な言葉を使いたい場面では「したがって」や「そのため」「ですから」といった言葉への言い換えが必要です。

 

ただし「ですから」は断定性が強いので使う場面に気を付けましょう。

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