ありがとうございますは常体?敬語?

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「ありがとうございます」というお礼を伝える言葉は、敬語なのか常体なのか混乱してしまいがちです。

 

シーンに合わせて常体と敬体は使い分けないと失礼になりますので、それぞれの違いをよく理解しておきましょう。

ありがとうございますは敬体

「ありがとうございます」という単語そのものはどちらかというと敬体に分類されます。

 

正式には「〜して下さりありがとうございます」というように、その前に更に敬語が入る事で丁寧な言葉遣いが完成しますが、単体でも充分敬語としては成立します。

 

ただし「ありがとう」という単語だけですと常体と判断されることがほとんどです。

 

例え「〜して頂きありがとう」というように前の文をへりくだっても、目上の方に使うには不向きな使い方です。

 

目上の方が目下の人に対して使うには問題ありませんが、部下から上司に使う際には向いていません。

 

丁寧な言葉を使うのであればありがとうございますという言葉を使った方が無難でしょう。

ありがとうは上手く組み合わせるとフランクになる

「〜して下さりありがとうございます」という言葉を使う際、多少相手との距離感を縮めたいのであれば、「〜してくれてありがとうございます」というように、前の文章を変えた方が賢明です。

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こちらも目上の方から目下の方に対してや、お客様から会社に対してお礼を伝える際に便利な使い回しになります。

 

逆により丁寧な印象にしたいのであれば、ありがとうの前に「誠に」等をつけると、常体からは離れられます。

 

常体と敬体は1つの文章内で共存することも可能ではありますが、相手との関係性によって使い分けないといけませんので、どちらを使えば良いか悩んだ時には、敬体だけの文章を使った方が無難でしょう。

常体の意味を間違えないように注意

そもそも常体とは語尾を〜である、〜だというような言い回しにする方法です。

 

そのためありがとうございますという単語を変えようとすると、ありがとう単体、もしくはその前後の文章を変えることになります。

 

下手に常体のこだわってしまうと使い方を間違えてしまうので、深く考える必要はありません。

 

フランクに言いたいのであれば、ありがとうだけを使うと良いでしょう。

 

ありがとうございますという言葉は敬体ではありますが、無理して常体に直す必要もありません。

 

距離を縮めたいのであればありがとうという単語だけを使えばフランクになりますので、相手に合わせて使い分ける事をおすすめします。

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