常体の「思う」はどの様に使うと良い?
常体の言葉の1つである「思う」という単語は何かと使い勝手が良い言葉です。
ただし使い方を間違えると失礼になるため気をつけましょう。
具体的にどの様な使い方をされるのか、どんな場面で使えるのかをご説明します。
常体の思うはどんな時に使う?
文末に使う際に非常に便利に使える単語の1つが「思う」という言葉です。
自身の考えを説明する際などに用いられることが多く、「私はこう思う」などの使い方が常体になります。
自身の意見を伝える報告書などでは常体形式で記載を求められる場合が多いでしょう。
また常体の思うは変換して「思われる」「思った」などにすることもできます。
文章の前後関係によって言い換えることもできます。
自分が思うことなのか、世間的にそう思われていることなのか、過去に自身が思ったことなのかなど、時と場合によって常体も変化するため、シーンに応じて使い分けをしましょう。
悩んだ時には敬体にした方が安心
常体を使うべきか敬体を使うべきか悩んだ場合には、敬体を使った方が安心です。
敬体の場合は「〜と思います」というように文末がですます調になるだけですので変換は簡単です。
丁寧な印象を与えるのは断然敬体のため、相手との立場を考えてどちらにした方が良いか困ったときには思うの単語も敬体にしておきましょう。
スポンサーリンクただし文章にする場合は、常体か敬語か整えて書くことが一般的とされています。
あえて両方を混ぜて文章を作る場合もありますが、メールなどの形式が重要な文面の場合はどちらかに統一が基本です。
大抵の場合は常体での統一が多い為、文章の際には忘れないようにしましょう。
思うという単語以外を使う場合
常体の場合で思うという単語を使わずに言い換えることもできます。
「考える」「〜のようだ」「〜だろう」など、だである調に変換するだけでOKです。
敬体とは違って堅苦しくなりすぎない適度にフランクな使い方となりますので、こちらもシーンに合わせて使い分けると良いでしょう。
ただしレポートなどの場合は客観的データを元に記入をしないといけませんので、そもそも自身の意見である思うという単語を使うのは好ましくありません。
もちろん「〜のデータから〜であると考えられている」というようにデータに基づいた文面、もしくは書物などからの引用としてであれば問題ないでしょう。
思うという言葉は常体と敬体の変換が簡単で使いやすい言葉です。
ただし、使い方を間違ってしまうと文章の形式がおかしくなりますので気をつけましょう。
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