行くの謙譲語の参るは補助動詞としても使える

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参るという表現は行くという言葉の謙譲語ですが、補助動詞としても使えます。

 

どのような使い方があるのかご紹介しましょう。

 

ビジネスシーンや日常生活でも役に立つ言葉なので、知っておくと助かることも多いです。

 

ご参考になさってください。

参るは行くの謙譲語

参るという表現は行くという言葉の謙譲語で、話し手である自分を低めて話し相手である目上の人の元に行くという意味で使うことができます。

 

つまり、自分の動作をへりくだり、目上の人に敬意を示すという謙譲語表現です。

 

使い方例を挙げてみます。

 

たとえば、取引先の会社との会話で使えるでしょう。

 

「明日の午後4時までに御社に参ります。」という言い方ができます。

 

また自分ではなく、同じ会社の人の行動についても使うことができるのです。

 

たとえば次の使い方ができます。

 

「明日の午前10時に中田が御社へ参ります。」

 

相手を敬うための使い方もです。

参るの間違った使い方例

間違えやすい使い方例もご紹介しましょう。

 

それは相手に対して使ってしまう場合です。

 

たとえば、取引先の会社の人についての言い方です。

 

たとえば、「山本様が来週参られます」という使い方だと本来は敬うべき相手を、低めてしまうので間違った使い方になります。

 

参るという表現はあくまでも、自分を低めて相手を敬うという謙譲表現だからです。

 

正しい使い方は「山本様が来週いらっしゃいます。」となります。

 

この言い方であれば、きちんと相手を敬っています。

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補助動詞とはどのようなものか

参るという表現は補助動詞としても使えます。

 

まずは補助動詞とはどのようなものかご紹介しましょう。

 

補助動詞は動詞と一緒に使います。

 

そのために本来の意味はなくなってしまうのです。

 

見分け方は直前に他の動詞があるかどうかでしょう。

 

つまり、動詞の後につけて謙譲語の表現をするのです。

補助動詞としてのまいるの使い方は?

参るという言葉の助動詞としての「まいる」の使い方をご紹介します。

 

ビジネスでも日常生活でもよく使う表現です。

 

たとえば、会社で上司に書類をもってくるように頼まれたときに使います。

 

その場合は「持ってまいります」、という使い方ができるのです。

 

また、取引先の会社の人に仕事を本当に1日で仕上げられるのか、と聞かれたときにも使えます。

 

できると思っているのであれば、「努力してまいります」といえます。

 

また、「尽力してまいります」と答えると良いでしょう。

 

その他に子供の学校の先生が家庭訪問にいらして、本人も同席をしてほしいと頼まれたものの子供がどこにいるかわからない場合にも使えます。

 

「どこにいるか見てまいります」というと良いです。

 

参るという表現は行くという言葉の謙譲語ですが、補助動詞としても使えます。

 

あらゆる場面で使う言葉なので、記事を参考に活用しましょう。

 

正しく敬語を使うことでよいコミュニケーションができるようになります。

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