食べる、飲むの謙譲語と使い方
敬語は使い方が分からずうまく使いこなせないものですが、中でも謙譲語は特に難しいです。
日常的によく使う飲むや食べるはどのような使い方をするのが正しいのでしょうか。
謙譲語は主語に注意
謙譲語は相手に対して自分のことや行動をへりくだることによって相手に敬意を示します。
そのため動作の主語は相手ではなく自分です。
文章を作る際に主語が相手になっている場合には尊敬語を使うようにしましょう。
食べるの謙譲語
食べるの謙譲語は「いただく」です。
使い方としては自分が食べることになるので、目上の人から食事を勧められた時に自分の返答で使うようにします。
そのため自分一人で食事をする場面では使いません。
基本的な使い方はありますが、状況や慣習によってはイレギュラーな使い方をする場面もあります。
「いただく」以外にも「頂戴する」、も「食べる」の謙譲語の一つです。
ただし、言葉としてかなり丁寧になるので慇懃無礼にとられてしまうこともあります。
そこで基本的にはいただくを使い、相手によって頂戴するを使うようにしましょう。
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飲むの謙譲語も食べると同じでいただくが使われます。
他にも物をもらうときにも「いただく」が使われるので、「いただく」というのはよく使われる言葉です。
使い方としては目上の人からお酒をおごってもらったり、コーヒーの差し入れをもらったりするときに「いただきます」と伝えるのが一般的です。
飲み物を与えてくれる人を敬うために用いられます。
「いただく」という言葉はお酒を飲む場面で使うことも多いです。
お酒を飲むと気が大きくなったり、気が緩んだりして敬語を怠ることもあるので特に言葉に気を付けましょう。
感謝の気持ちを伝えるものだからこと間違えないように
食べ物や飲み物を目上の人から勧められた時に「いただく」という言葉は使います。
そのため、「いただく」という言葉は感謝の気持ちを伝えるものです。
相手にきちんと自分の感謝が伝わるよう、正しく使うことを心がけましょう。
尊敬語である召し上がるを使ってしまうと相手に敬意を払うのではなく、自分に対して敬語を使うことになってしまいます。
自分に敬語を使うのは日本語として間違えているだけでなく、相手に対しても無礼なことになり不快な思いをさせてしまうこともあるので気を付けましょう。
食べるも飲むもどちらも謙譲語は「いただく」、です。
目上の人から食べ物や飲み物を勧められた時に使う言葉なので、感謝の気持ちを伝えるためにも相手に失礼なことをしないためにも正しく使うようにしましょう。
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