当座勘定照合表の再発行はしてもらえる?
当座勘定照合表とは、当座預金を開設している会社に送付される書類です。
会社は個人とは違って、一日の取り引き量がとても多いため、当座預金には通帳というものが存在しません。
もし取り引きがあるたびに通帳に記載していたとしたら、すぐにページがなくなってしまうからです。
そこで、通帳の代わりになるのが当座勘定照合表です。
当座預金の入金や出金の明細が一覧となって記載されているもので、会社の経理担当者はこの書類を見て金銭の動きを確認します。
この当座勘定照合表を紛失してしまった場合、再発行してもらうことは可能なのでしょうか。
当座勘定照合表は再発行してもらえるの?
銀行にもよりますが、当座勘定照合表は10日に1回や月に1回など、送付頻度を選べるようになっています。
もし、送付された当座勘定照合表を紛失してしまったら、その間の会社の金銭の動きが分からなくなってしまいます。
その時は、銀行に申し出ることによって再発行してもらうことが可能です。
スポンサーリンクただし、同じ形式の書類を発行してもらえるかどうかは、銀行によって対応が異なります。
また、毎回送付されている当座勘定照合表の発行には手数料が掛かっています。
再発行してもらう場合にも、新たに手数料を支払わなければいけない可能性があります。
インターネットサービスの利用がおすすめ
最近では、インターネットでの当座勘定照合表の閲覧を推進している銀行が増えてきています。
環境保護の観点から紙の利用削減のため、一か月間金銭の動きがない当座預金の当座勘定照合表の送付は控える銀行もあります。
インターネットであれば、利用時間内ならいつでも当座勘定照合表を見ることができますし、必要に応じてプリントアウトすることができます。
この便利なサービスを利用するには、まずインターネット環境を整えて、銀行に申し込むとIDなどが発行されます。
IDやパスワードなどの初期設定を済ませれば、あとは随時情報が見られるようになります。
パソコンや通信費については会社で負担することになりますが、基本的には初期費用や月額利用料などの手数料が掛かりません。
当座勘定照合表をよく再発行してもらう会社にとっては、経費削減に繋がります。
インターネットサービスでは、当座預金の残高確認や、当日や過去の入出金の明細についても閲覧することができます。
経理担当者の業務効率化のためにも、インターネットサービスの利用はおすすめです。
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