個人では当座預金口座は作れない?その理由とは?

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普通預金口座は、皆さんもひとつは持っていらっしゃると思います。

 

水道や電気といった公共料金の引き落としや、給与振込の指定口座に利用しているのではないでしょうか。

 

しかし、個人で当座預金口座を持っていらっしゃる方はほとんどいません。

 

この当座預金は、普通預金と異なる特徴を持っています。

 

最大の違いは、小切手や手形で決済できるということです。

 

他には無利息である、たとえ銀行が破綻したとしても全額が保証されるなどの違いがあります。

 

当座預金を作っているのは、ほとんどが会社です。

 

個人では作れないのでしょうか?

個人では当座預金口座を作れない?

個人で当座預金口座を作ることは、できなくはないです。

 

しかし、作れないと言ってもいいほど作れる可能性は極めて低いと言えます。

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なぜなら、当座預金口座は小切手などを利用する決済用の口座だからです。

 

そのため、開設時には審査があります。

 

審査ではどんな項目を見られるかというと、過去にその銀行とどのような取り引きをしてきたかが分かる履歴や、過去の業績が記載された決算書、口座開設をしなければいけない理由などです。

 

稼ぎの多い個人事業主や、とても裕福な資産家であったとしても、わざわざ決済用の口座を開設する必要性があるという方はほとんどいません。

 

ですので、いくら銀行の担当者と懇意にしていたとしても、審査を通ることは極めて難しく、作れない可能性の方が高いのです。

個人で当座預金口座を作るメリットや魅力はない?

個人で当座預金口座を持つメリットは、実際ほとんどありません。

 

個人では小切手や手形をを使うことはありませんし、資金を預け入れておくにしても利息が付きません。

 

それならば、普通預金や定期預金の方が利息が付くので、少しでも資金を増やすことができます。

 

ただ、銀行が破綻した場合は、普通預金では1000万までしか保証されませんが、当座預金では預け入れていた全額が保証されるので、これだけはメリットと言えるかもしれません。

 

しかし、それだけの理由ならば、複数の銀行の普通預金口座を作れば、それぞれ1000万円まで保証されますし、預金口座以外の株や証券、保険などといった金融商品を利用するという方法もあります。

 

法人を設立するとなるとまた話は変わってきますが、一般の個人の方であれば、当座預金口座を持つことには特にメリットも魅力も感じられず、作れないとしても問題はないのではないでしょうか。

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