当座預金出納帳における前月繰越の出し方とは?

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会社には様々な帳簿があり、目的によって使い分けられています。

 

主要なものは、仕訳帳、日記帳、総勘定元帳です。

 

そして、補助的に売掛金元帳や買掛金元帳、商品有高帳などがあります。

 

他にも色々ありますが、その中でも現金出納帳と当座預金出納帳は、どのような目的で使われるのでしょうか。

 

まず、現金出納帳は現金の入金や出金、残高が記載されている帳簿です。

 

日々の現金の動きを明確にするために作成します。

 

一方で、当座預金出納帳は当座預金の預け入れや、小切手の振り出し、残高が記載されている帳簿です。

 

こちらは、取り引きしている金融機関ごとに1冊ずつ帳簿を作成します。

 

この当座預金出納帳の前月繰越の出し方とは、どのようにするのでしょうか。

当座預金出納帳の前月繰越の出し方とは?

当座預金出納帳をつける時の前月繰越残高の出し方は、前月の翌月繰越残高を転記します。

 

この翌月繰越残高の出し方は、取り引きしている銀行に電話することによって確認できます。

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電話では聞き間違いをしてしまうリスクがあるので、後日銀行から送付される当座勘定照合表と照らし合わせてチェックすることが必要です。

 

最近では、どの銀行もインターネットサービスを充実させています。

 

インターネットサービスを利用すれば、会社のパソコンから入金や出金、前月繰越残高などもすぐに確認することができます。

 

様々な数字の出し方を覚えなければいけない経理担当者にとっては、とても便利なサービスなので、利用している会社が多いのではないでしょうか。

 

画面上で前月繰越残高を確認できるので、ミスを起こしにくいというメリットもあります。

当座預金残高と当座預金出納帳の残高が合わない、その原因とは?

取り引きしている銀行の当座預金残高と当座預金出納帳の残高が、合わないことがあります。

 

現金であれば、数え間違いやお釣りの渡し間違いなどの原因がすぐに思い当たります。

 

しかし、当座預金は小切手や手形で決済するので、本来ならば残高が合わないという状況になることはないはずです。

 

それなのになぜ合わない状況が起きるのかというと、未取立小切手といって、会社が小切手を預け入れたのに、銀行の手形交換所で決済されていない状態になっていたり、未取付小切手といって、会社が小切手を振り出したのに、銀行の手形交換所で決済されていない状態になっている場合があるからです。

 

このような場合にズレが生じ、残高が合わなくなります。

 

原因を把握できたら、欄外に覚え書きをしておくと良いでしょう。

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