「営業所」と「オフィス」の違いは?どう使い分ける?

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似たような言葉に「営業所」と「オフィス」があります。

 

英語と日本語での意味、使い分けなどを解説します。

会社を表す言葉の違い

日本で会社を表す言葉はたくさんあります。

 

本社・本店・支店・事業所・営業所・支社など、各会社によって呼び方に違いをつけています。

 

会社を作る時に、会社法に基づいて事業を行う拠点を登記簿謄本に登録しますが、その登録された住所を「本店」と称します。

 

「本社」も本店と同意義で使われますが、この言い方は法律で定義付けられていません。

 

本店とは別の場所で事業を行う場合に、支店・事業所・営業所・支社など、会社ごとに呼び方を分けていますが、すべて「登記簿上の登録住所以外で事業を行う場所」という位置づけです。

 

呼称による違いはあっても、仕事をする場所として使われている言葉たちです。

 

日本語における「オフィス」の意味は、これらの事業を行っているすべての場所を指すことが一般的です。

 

本店であれ、営業所であれ、デスクとパソコンがあって営業や制作や事務作業などを行っている仕事場をオフィスと呼びます。

 

英語の意味においても、営業所など事務系作業を行う場所を基本として使われています。

 

ただし、日本では製造作業を行う工場のことをオフィスと呼ばないのと同じく、英語でも工場は「ファクトリー」と呼び、明確に違いを表しています。

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英語での「オフィス」の使い方

日本語ではいわゆるビジネスマンが仕事をしている場所を示す「オフィス」ですが、英語圏では日本と違い、基本の意味のほかにも広い汎用性を持っている単語です。

 

ひとつは弁護士や税理士など士業における事務所や執務室、また作業を行うデスク自体を指すときにも使われます。

 

ほかに、診療室や医院などにも使われ、歯医者などはデンタルオフィスと称します。

 

大学の研究所をオフィスと呼ぶこともあります。

 

また、室内だけではなくオフィスビルなど、仕事場・休憩スペース・ロッカーや会議室など、すべてをひとまとめにして建物自体を示すときにも使用します。

日本語における「営業所」

「支店」は、本店とは別の事業所として登記されている拠点を指します。

 

「支店」と「営業所」はほぼ同意義で使われます。

 

一般的に、「営業所」と称する場所はその会社の営業職が集まり、来客対応をするケースとその事務所を拠点に外へ営業活動をするケースに分かれます。

 

事業所は事業を行う場所なので、営業がいなくてもバックオフィスとして稼働することが多いです。

 

法律上、「本店」「支店」が登記上の名称である以外は、大きな違いはありません。

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