グループ会社とパートナー会社の違いは何?

スポンサーリンク

会社同士、深いつながりを持っているところも業界問わずたくさんあります。

 

ところで、つながりのある会社の中でもいろいろな呼び名があります。

 

例えばグループ会社とかパートナー会社といった言葉を耳にしたことはありませんか?

 

イメージ的に似ている感じがするかもしれませんが、細かく見ると違いも見られます。

グループ会社とパートナー会社の違いは経済的つながり

グループ会社とパートナー会社の違いですが、経済的な関係性にあります。

 

グループ会社の場合、関連企業と言い換えることもできます。

 

親企業がグループ会社の発行株式を一定数保有している状態です。

 

もし今後株式を買い進め、株主割合を大きくすれば、より支配的な関係にすることも可能です。

 

例えば発行株式のうち30%以上取得できれば、グループ会社に対して自社の社員を役員として送り込むことができます。

 

つまり自分たちの意向をより強く反映できるわけです。

 

さらに51%以上持つことができれば、いわゆる完全子会社化できるわけです。

 

このように親企業の意向によって、グループ会社を支配することも可能な関係です。

スポンサーリンク

一方パートナー会社についてはグループ会社と違い、経済的な関係性はありません。

 

株式なども保有していないことが多いです。

 

文字通り、ビジネス上のパートナーシップを結んでいるという感じです。

 

良いお付き合いをしている取引先といった意味合いで用いられることが多いです。

 

相手先とも上下関係のようなものはなく、得意先くらいの意味合いと考えましょう。

 

このように立ち位置に大きな違いがあります。

パートナー契約の有無も判断基準に

では取引があれば、パートナー企業になれるかというとそうではありません。

 

パートナー会社かそうではない企業の違いについては、各企業によって異なります。

 

ある大手企業の場合、パートナー契約を結んだところをパートナー会社としています。

 

パートナー契約を結ぶことで、いろいろな恩恵が受けられます。

 

例えば商品を従来よりも安い価格で仕入れることができる、仲介業者の場合キックバック率が高くなるなどのメリットがあります。

 

パートナー会社になると、取引先から仕事を回してもらえるので安定した企業経営ができるかもしれません。

 

しかしパートナー契約を交わすにあたって、同業他社との取引は一切禁止される場合もあります。

 

このような契約形態の場合、もし取引先で何か問題が起きた場合、たちまち経営が厳しくなる危険性もあります。

 

パートナー会社になる場合、契約内容の違いをしっかり確認しましょう。

スポンサーリンク