同じ銀行内で支店コードが重複することはあるか?

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バブル崩壊後の金融界はパニック的な状況になり、相次ぐ銀行・ノンバンクの倒産や吸収合併で一時的に給与振り込みなどの送金作業でトラブルが生じたことがありました。

 

その原因の一つに、同じ銀行内で支店コードが重複していたことがあります。

 

同じ口座番号が複数存在したことで、誤送金がされてしまったというわけです。

基本的に一つの銀行には一つの支店番号が割り振られている

まず、銀行コードは絶対に重複することがありません。

 

銀行コードは『統一金融機関コード・全銀協コード』といって、一つの金融機関に一つの番号が割り振られ、数字によって正確に区分されています。

 

ですから新しい銀行が誕生しても、その銀行コードが他の銀行コードと同じになる心配はありません。

 

必ず別の数字があてがわれて、原則として重複することがないのです。

 

では次に支店コードですが、こちらも基本的に番号が重複することはありません。

 

一つの銀行では、インデックスとして個別の番号を各支店に振り分けます。

 

手違いでもないかぎりは、同じ番号を複数の支店に割り当てることはありません。

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ただし、それぞれの銀行で比べてみれば、非常にたくさんの銀行で同じ番号の支店が存在しています。

 

また支店名は地域の町名をつけるケースが多いため、実際に支店コードと支店名が同じ銀行口座が複数存在しています。

 

もちろん、銀行名・銀行コードが違いますから、送金ミスは起きませんので安心してください。

銀行の合併のあとでは支店コードの重複による送金ミスがありうる

初めに述べたとおり、銀行をはじめとする金融機関が合併・統合する場合、同じ支店コードがダブったまま残ってしまう可能性があります。

 

基本的に合併・統合の前に事務処理として、必ず銀行コードと支店コードの変更・調整を行います。

 

これは銀行の信用問題にもかかわる重要事項ですので、何重にもチェックを行って、基本的に間違うことはまずありません。

 

変更後の銀行コードと支店コードは銀行よりお知らせがありますので、ユーザーはその変更に従って口座管理をすることになります。

 

もしその変更を知らずに以前の銀行コード・支店コードを利用した場合、送金や振り込みはエラーとなりますが、決して誤送金にはならないので安心してください。

 

支店コードにつきましては、普段利用者が気にしていないこともあって、給料の振り込みや自動引き落としでエラーが起こってもなかなか支店コードの重複を疑うことはないでしょう。

 

もし、急に自分の口座でエラーが出たときは、支店コードの確認をしてみるといいかもしれません。

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