上棟式で333円を供える理由

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マイホームを建てるというのは、わたしたちにとって一生に一度あるか無いかの一大事業です。

 

細部にまでこだわって建てたマイホームは、その後何十年に渡って生活をしていく大切な場所になります。

 

そのため、日本ではマイホームが完成していく過程で今後の成功を願い、セレモニーが行われることがあります。

 

それが上棟式です。

上棟式とは何か

上棟式とは、木造住宅の上棟の際に祝われる式典のことです。

 

上棟とは、建物の屋根にある棟木を取りつける工程のことです。

 

棟木は建物の一番高い所にある部分で、建物全体の柱や梁が出来上がってから取り付けられます。

 

そのため、このタイミングで施主は残りの工事が上手くいくこと、そして工事関係者などに感謝を表すことなどの意味合いも込めて上棟式を行います。

 

もちろん、必ずしなければならないというわけではなく、行うかどうかは施主が決めることができます。

 

普通は木造住宅の上棟に際して行われるセレモニーですが、木造建築以外のものや上棟工程の無い建築であっても、施主が希望するならば行うことは可能です。

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上棟式の意義

上棟式は建物が無事に完成しますようにとの願いを込めて行うセレモニーです。

 

そのため、お供え物がなされたり、行うための日付を選定する際には吉日を選んだりします。

 

また、このセレモニーには工事関係者への感謝を表すこと、そして良いコミュニケーションを取ることで、今後の工事へのモチベーションを上げる目的も含まれています。

 

そのため、工事関係者へのご祝儀やセレモニーとセットで行われる宴会などもあります。

 

施主は工事責任者とよく話し合って、上棟式の日程や内容を決めることが重要です。

上棟式で333円が供えられる理由

上棟式の中でお供えをする際に、333円を一緒に供えることがあります。

 

なぜ333円という金額なのかに関しては諸説ありますが、一番有力な理由として考えられているのは、日本の建築では3で割り切れる数字がよく用いられているという理由です。

 

割り切れる数字というのは、一般的に縁起の良い数字とされています。

 

日本建築では一尺や一寸という単位が用いられますが、それらはセンチメートルに置き換えると3で割り切れる数になります。

 

そのため、キレイで美しい家に完成すること、そして長く丈夫な家になりますようにとの願いを込めて、333円を供えることがあるようです。

 

しかし、こうした習慣は地方によっても異なるようなので、333円を供えるということも必ずそうしなければならないということでは無いようです。

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