短期大学を卒業するために必要な単位数の目安はどれくらい?

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短期大学に進学する場合、授業カリキュラムや卒業するのに必要な単位数・卒業所要単位について正確に知っていなければならないでしょう。

 

4年生の大学とまではならないまでも、2年制・3年制の短期大学でもかなりの単位数になることは間違いありません。

短期大学の修得単位数について

学校を卒業するためには、文部省が定める課程を修得する必要があります。

 

例えば、大学ならば4年間で124単位以上と定められていますし、看護学部などは125単位以上と指定されています。

 

また一方で、2年生の短期大学の場合は、62単位以上の修得で卒業できることになっています。

 

これは4年制大学のちょうど半分の単位数になります。

 

なお、3年制の短期大学の場合は93単位以上と定められているので、短大では一年間に31単位以上の修得が必要になるのです。

 

また、ひとつの単位に費やす時間ですが、一般的に講義の授業では90分授業が15週(半期)で2単位と数えます。

 

つまり、前期後期で90分の授業を30回受けると、これで単位数は4単位となる計算です。

 

2年生の短期大学では62単位の修得が必要なので、単純計算でも32の講義を受講して、すべての単位を取ることができればめでたく卒業できるということです。

 

また、指定された単位数をクリアするには、やや多めの授業を受けるのが一般的です。

 

単位を修得するには、一定以上の出席数が必要であり、もし出席数が足りないと合格できません。

 

授業をサボる学生はここで落とされてしまうことがあります。

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また、ただ授業に出席していれば良いという訳でもありません。

 

習ったことをしっかり身に着けたかどうかの試験を期末に行いますが、この試験で合格点を取らなければなりません。

 

この2点をクリアしてはじめて単位がもらえるため、ぎりぎりの受講数では単位数が足りなくなってしまう危険があります。

 

さらに、短期大学には実技や資格を取るための授業も少なくありません。

 

講義の授業のほかに、実習の授業もあります。

 

いわゆる実技試験は暗記すれば合格できる試験と違って、技術を身に着けないと合格できません。

 

ちなみに、卒業に絶対修得しなければならない実習科目がありますので、たとえ苦手科目でも努力して合格しなければなりません。

 

なお、受講中に取得すべき必須資格を定めている短期大学もあります。

 

このように、卒業するための単位数をクリアするには、出席数や期末テストの点数、実習科目の合格、必要資格の取得などいろいろと越えなければならないハードルがありますので、事前にしっかりと把握しておきましょう。

短大では専門的な職業の知識・技術の習得が必須科目になる傾向がある

2年制・3年制の短期大学では、専門学校のように各職業のスペシャリストを養成するコースが用意されていたり、食や健康やライフスタイルに関して実生活に役立つ専門知識・技術を修得するカリキュラムが設定されていることが多いです。

 

もちろん大学なので、学術的にも深いテーマで授業が行われます。

 

そのために、教養科目と専門科目・実習科目が並行して進むことになり、一般的には大学よりも忙しくなりがちです。

 

それは、卒業後に各職場で即戦力として働くことを期待されているからであり、実際にそのようなポジションが与えられています。

 

というわけで、短期大学の62単位・93単位の単位数習得は決して楽ではありません。

 

むしろ大学での単位数取得よりも困難になる傾向があります。

 

ですが、見事に単位数をクリアして卒業すれば、その後の就職で良い待遇の職場を得る可能性が高まりますので、そのメリットをモチベーションにして単位数をコツコツ増やしていくことができるでしょう。

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