30代で短期大学へ通っている人は本当に少ないか?通うメリットはあるのか?

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仕事をしていると、「もっとこの分野を専門的に学んでおくべきだった」という後悔をすることがあります。

 

自分の将来をさらに豊かなものにするため、収入面で一段高いポジションを目指すために、20代後半から30代の社会人の中には時間の都合をつけ、専門スキルを修得したいと考える人がたくさんいます。

 

ですが普通の人は、「30代になって大学や短期大学に通っている人は少ないかもしれない」と尻込みするかもしれません。

 

では、実際はどうなのか、30代で短期大学に通っている人についてチェックしてみましょう。

30代で短期大学へ入学する人はほんとうに少ないのか?

国が公表しているデータに『大学・専門学校等における社会人受講者数』の数値が記載されています。

 

これを見ますと社会人受講者数は、全国でおよそ40万人ぐらいとあります。

 

これは正規課程と短期プログラムをあわせた社会人受講者の人数で、いわゆる不定期に参加している聴講生は含まれていません。

 

そして同じデータでは、大学・専門学校・短期大学の総生徒数がおよそ400万人ということですから、ざっと10%ぐらいの社会人受講生がいることになるでしょう。

 

この数字はけっして少ない数字ではありません。

 

このうち短期大学に通っている社会人受講者はおよそ1万人となっていて、さらに30代に限定するならば数千人になるかもしれません。

 

この人数を多いととるか・少ないととるかは個々の判断になりますが、実際に1万人ほどの社会人が短期大学を受講している事実には、それなりに大きなメリットがあるのです。

 

短期大学であれば、通うことでレベルの高い専門知識・技術を修得することが可能で、将来のキャリアとしても十分にプラス材料となります。

 

もし、いったん仕事をリタイヤしたとしても、再就職時の査定ではプラス材料の方が大きいかもしれません。

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短期大学に通っている30代の人には通信コースの受講者が多い

また先に紹介したデータでは、30代以上の社会人で短期大学の受講方法についての割合もありました。

 

一般の通学者が全体の2割前後で、通信教育を選択している人が7割ぐらいいるのです。

 

この数字を見ると、30代以上で実際に学校へ通っている人の3倍以上も通信コースを選んでいることが分かります。

 

つまり、仕事をしながら時間を作って自宅学習をしているということになります。

 

この方法であれば会社を辞める必要がありませんし、収入を減らす心配もないでしょう。

 

ただし、短期大学では技術的な授業の単位を取る必要があるかもしれません。

 

その場合は実習科目もあり、資格試験も受けなければならないでしょう。

 

その点で、平日に学校等へ出向いていける環境を整えておくことは必須です。

 

あるいは短期プログラムに参加することも得策でしょう。

 

短期大学の多くで、半年とか1年間の短期プログラムを設定しています。

 

ここでは希望する授業科目を自由に選んで、専門的に学ぶことができます。

 

この短期プログラムのメリットですが、まず修得する単位数がずっと少なくなるため、履修しやすい点があります。

 

また、科目を絞り込むことで、専門知識をより深く学ぶこともできます。

 

短期プログラムは国も積極的に支援している社会人育成プログラムで、30代・40代の受講者が多いのが特徴です。

 

同じような境遇の仲間と共に学ぶことで、モチベーションの維持とやる気の向上効果が期待できます。

 

なお、授業時間を夕方に集中させるなど工夫をすることで、普段の仕事への支障を小さくすることができるかもしれません。

 

このように、短期大学へ通っている30代の社会人は少ないかもしれませんが、あえて短期大学を受講することで、効率よく専門知識・技術を習得することに役立つはずです。

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