通信制の短期大学を学歴として履歴書に書く時にはどんなところに注意するべきなのか？

履歴書を書く時には色々なことに注意しなければなりませんが、気をつけているつもりでもうっかりミスをしてしまうことはあります。

例えば、通信制の短期大学を卒業した場合は、履歴書へどのように書けば良いのでしょうか。

いざ書こうと思ったら書き方について迷ってしまう人は多いのです。

そんな疑問を持っている人のために、履歴書の書き方についてまとめていくので、ぜひ活用してください。

意外にこのような疑問を持っている人もいますが、通信制短期大学の卒業は立派な学歴です。

あくまでも短期大学卒業であって4年制大学卒業とは異なりますが、自分がこれまで学んできたことはしっかりと学歴になるので自信を持ってください。

ただし、そのことを履歴書へ書く時には気をつけなければならない点があるのです。

通信制の短期大学を卒業したことを履歴書に書く場合は「(通信制課程)」のように補足を入れるようにしてください。

それによって評価が大きく変わるわけではありませんが、この補足を明記することで、不要なトラブルを避けられるようになるからです。

残念なことに、短期大学の通信制課程卒業者は採用しない方針の企業もあるので、できれば書きたくないと考えている人も少なくありません。

同じ短期大学を卒業しているのだから、わざわざ書かなくても良いのではないかと考えている人もいます。

しかし、ここで補足を入れていなければ、学歴詐称問題と言われる可能性もあるのです。

試験などで有利になるために学歴を詐称する人は、残念ながらいます。

学歴をそれほど重要視していない企業ならそれで通るかもしれませんが、しっかりと調べる企業だと、虚偽の学歴はすぐにばれてしまいます。

履歴書へ補足を入れるかどうかなら、それほど大きな問題にならないのではと考えている人もいますが、それは違います。

正しい内容を書いていないと判断できる状態なら、やはりそれは詐称に当たるので注意してください。

最初から通信課程しかない大学ならそのまま書けば良いだけですが、全日制と通信制の両方がある大学なら、必ずその旨は書くようにしましょう。

自分ではそのつもりがなく、うっかり書き忘れただけなのに、詐称と判断される可能性があるからです。

意図的に書き忘れた場合はともかく、単純に忘れてしまった場合でも学歴詐称だと言われるほど、この問題は大きなものなのかという疑問もあります。

実際のところ、通信制と書かなければならないという強制力はないのです。

短期大学側としては、通信制課程であっても学ぶ内容は全日制の学生と変わりはないので、問題ないとしているところもあります。

受ける講義の内容は同じで、卒業のために必要な単位や課題なども違いはないのですから当然です。

そう考えれば、書き忘れてしまっても大丈夫なように見えますが、その履歴書を受け取る企業がどう判断するのかが問題になります。

通信制短期大学卒業であっても違いはないと判断する採用者もいれば、前述のように通信制というだけで採用対象から外されるケースもあります。

そのまま面接などは受けられますが、そこで学歴詐称なのではないかと追及されるケースもあるので、このようなトラブルを回避するためにも書いておいた方が良いのです。

個人の意識によって変わる問題なので厄介ですが、トラブルを避ける方法があるならそれを活用しないのはもったいないことです。

そこで起きたトラブルが原因で、突然スケジュールに狂いが生じる可能性を考えたら、前もって通信制短期大学のことを履歴書に書いた方が良いでしょう。