理系院卒が営業マンとして働く可能性はある?
理系院卒で就職した場合、ほとんどは大学院で学んだ技術やノウハウを仕事に活かせるような技術職として採用されることが多いものです。
また、配属先も、文系卒が多い営業や事務系の部署ではなく、研究機関とか技術開発系の部署が一般的です。
こうした理系院卒にとっては、営業に配属されて営業マンとして働く可能性はあるのでしょうか?
理系院卒でも営業マンになることはできる!
大学や大学院で、理系分野を学んだのか、それとも文系分野を学んだのかによって、院卒就職先ではどんな職種で働くのかという点は大きく変わります。
理系院卒だと、研究や開発、技術や生産など、いわゆる専門性が高い仕事に就くのが一般的です。
ちなみに文系の学生がどんな職種に就くのかというと、専門性が高くない事務系や営業、コンサルなどが該当します。
営業マンもまた、高い専門性が求められるケースはそれほど多くないため、事務系の職種に分類することができます。
理系院卒だと、当然のように専門性を活かした就職先に採用されると考える人は多いでしょう。
もちろん、大半の院卒はそうかもしれません。
しかし、専門的な知識を持たない文系院卒が理系の職種へ就職しようと思っても不可能ですが、理系の院生なら、理系の職種と文系の職種、どちらへ就職することも十分に可能です。
その点では、理系院卒でも営業マンとして働きたい人は、十分に働けるチャンスはあると言えるでしょう。
営業マンはどんな職種?
営業マンというお仕事は、社外へ足を運んで営業を行うというお仕事です。
営業と言っても、すでに取引のある取引先へ足を運ぶルート営業もあれば、飛び込みで個人宅や法人に足を運び、新規契約を取り付けるというハードな営業の仕事もたくさんあります。
営業マンに求められる要素はたくさんあります。
スポンサーリンク例えば、コミュニケーション力やトーク力は、営業マンに欠かすことができないマストな要素です。
その他にも、製品の良さを理解して、どんな人にどんな風におすすめなのかを、お客様とのコミュニケーションの中で発見して分析する力も求められるでしょう。
理系院生が営業マンとして働くメリットとは?
理系院生にとっては、営業マンのお仕事は、大学院で学んだ専門知識を最大限に活かすことが難しい職種かもしれません。
しかし、理系の分野を離れてあえて営業マンとして働くことには、いくつかのメリットがあります。
1つ目は、営業マンのお仕事で成績を上げると、理系院卒として就職した場合よりも早期の出世が可能になったり、高収入を稼げる可能性が期待できるという点です。
理系院卒だから必ずしも研究職につかなければいけないというルールはありませんし、
もしも自分が他にやりたいコトがあるのなら、チャレンジすることは決して悪いことではないでしょう。
2つ目は、営業マンとして働くことで、ネットワークを広げられるという点があります。
特に法人の営業マンにとっては大きなメリットで、毎日の営業の中でたくさんの企業の役職の人とコミュニケーションを取ることができます。
ネットワークを広げることができますし、会話の中で役立つ知識や情報を得られるかもしれません。
長期的には、営業マンでネットワークを広げることは、社会人として成功するためには決してマイナスにはならないポイントです。
営業マンになるならデメリットも理解しよう
理系院生が営業マンとして働く場合には、デメリットも理解しましょう。
デメリットには、院卒という属性を活かすことができず、学部生と同じスタート地点になるという事、また専門性を活かせないという点、そして営業マンでは成果を出すためにハードなスケジュールをこなさなければいけないという点などが挙げられます。
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