院卒で塾講師はアリ?どんなメリットがあるのか?
大学生のアルバイトとしても人気の塾講師は、学生バイトの他に正社員として働く講師もいます。
正社員として就職すれば、ずっと塾講師として働くことが可能です。
学歴が必要不可欠な塾講師のお仕事ですが、院卒で働くことは学部卒と比較して、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
院卒の塾講師は意外と多い
大学生の頃に塾講師のアルバイトをしていた人でも、学部卒で正社員の塾講師として働く人は、それほど多くありません。
教えることが好きという人なら、学校の先生などを目指すケースが多く、塾講師や予備校講師、また家庭教師などのお仕事は、学部卒にとっては就職先としては考えない人が多いのかもしれません。
しかし院卒で塾講師や予備校の講師は意外と多くいます。
その理由は、院卒は専攻によっては就職先を見つけることが困難だからなのです。
院卒でも理系の人なら、メーカーをはじめとして、大学院で研究してきた技術を生かせる就職先を見つけることが可能です。
また、企業の方から、ぜひ院卒の学生が欲しいと推薦枠を提供される大学院もたくさんあります。
しかし文系の院卒になると、話は大きく変わります。
文系院卒は、大学院在学中に行った研究の内容が、就職後に活かせるというケースは、理系と比べると少ないという特徴があります。
そのまま大学に残って研究員として働く道もありますが、企業へ就職したい場合には、院卒という学歴がデメリットになることも多いのです。
なぜなら、多くの企業では、文系職ならあえて院卒は採用せず、学部卒を採用するからです。
そのため、院卒という高い学歴はあるけれど、就活をしてもなかなか就職先が見つからず、最終的には学歴を高く評価してくれる塾講師や予備校講師として就職するという人は少なくありません。
スポンサーリンク院卒が塾講師になるメリット
院卒が塾講師になる1つ目のメリットは、学歴が評価されるという点です。
文系の専攻で、企業への就職では全く意味を持たなかった内容の研究でも、塾講師になる際には関係ありません。
デメリットになることもありません。
院卒という肩書で、塾講師として採用してもらえます。
また、学部卒と比較すると院卒の方が採用されやすい点もまた、院卒が塾講師になるメリットです。
2つ目のメリットは、仕事の内容がハードではないという点です。
塾講師や予備校講師は、与えられたコースの予習をし、生徒へ教えることを職務としています。
他人に教えることを得意とする人もいれば不得意とする人もいますが、内容的には自分が学生の頃に勉強してきた内容です。
そのため、仕事の難易度という点では、それほど精神的なストレスはないでしょう。
3つ目のメリットは、残業がないという点です。
塾講師や予備校講師は、決められた時間に講義を行います。
予習や復習の時間はあるものの、残業をしても仕事が終わらずに終電を逃してしまう、なんてことはありません。
院卒が塾講師をするデメリットとは?
院卒が塾講師をする際には、デメリットを理解することが必要不可欠です。
1つ目のデメリットは、将来性です。
少子化が進み続ける日本においては、塾や予備校にとっては顧客となる子供の数が減ることにより、倒産する学習塾や予備校が増えることが予想されています。
これから院卒で塾講師になることを考えている人は、将来性の面で不安を抱えながら生活することになるかもしれません。
2つ目のデメリットは、収入です。
テレビに登場して年収1000万円以上を稼ぐ塾講師などもいますが、そうした例はごく一部と考えましょう。
業績が伸びている学習塾や予備校でなければ、何年働いても給料が上がらないというケースは珍しくありません。
塾や予備校で講師として働くなら、将来性や収入面を理解することが大切です。
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