理系の院卒だと年収1000万に届かないのが一般的?

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■理系の院卒は研究職が多い
院卒と学部卒とでは、入社時の給料は、院卒の方が毎月数万円程度多く設定されています。

 

これは、大学院で学んだ知識や経験に対する報酬と考えることができます。

 

しかし、年齢を重ねるとともに、学歴による年収の差は縮まり、代わりに本人の能力による昇給や昇進などが、年収に大きな影響を与えるようになります。

 

また、職種によっても年収は変わります。

 

例えば、成績を上げればそれだけ年収もアップする営業職などは、学部卒でも若くして1000万円を稼ぐ人はいます。

 

一方、そうしたシステムになっていない研究職や技術職だと、院卒の40代でも、年収1000万円を超えることは難しいのです。

 

理系の院卒だと、年収1000万円に届かないのが一般的だ、と耳にしたことはありませんか?

 

これは、院卒だから年収1000万円にならないというわけではありません。

 

院卒でも学部卒でも、理系の人は研究職や技術開発職に就く人が多く、そうした技術系の職種だと年収1000万円になるのが難しいということなのです。

 

それでは、どうして研究職だと年収1000万円に届かないことが多いのでしょうか?

 

その理由は、企業の昇進の仕組みにあります。

 

企業においては、30代から本人の能力に合わせて、できる人はどんどん昇進していきます。

 

職種によって、昇進しやすいものもあれば、昇進しにくいものもあります。

 

企業の経営に携わる管理職になると、経営や法律などについて専門的な知識を持っている人の方が、昇進には有利かもしれません。

 

研究職は、研究に関する専門知識は高くても、企業経営や財務に関するノウハウがそれほど高くないため、どうしても企業の役職に昇進しづらいという特徴があるのです。

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理系院卒はどこまで昇進できるのか?

研究職に従事する理系院卒は、その部署の中ではもちろんどんどん昇進することができます。

 

昇進することで年収もアップしますから、企業によっては研究室内の係長ぐらいの役職でも、年収1000万円を稼ぐことは可能かもしれません。

 

理系院卒が、技術開発や研究に直接かかわる部署での役職よりも上に昇進することも可能です。

 

ただし、そうなると理系院卒にとっては、これまで行ってきた研究から遠ざかり、経営や財務などのデスクワーク、顧客対応や接客などの業務を行わなければいけません。

 

業務内容がガラリと変わってしまうことは、理系院卒本人にとっては、抵抗を感じることが少なくないようです。

技術職の院卒でも年収1000万円稼げる企業の選び方

理系院卒が、年収1000万円に到達するかどうかという点については、本人の昇進によって異なるだけでなく、企業の報酬制度などによっても大きく変わります。

 

院卒で技術職だけれど年収1000万円以上ガッツリ稼ぎたいという人は、どんなポイントで就職先や転職先を選べばよいのでしょうか。

 

まず1つ目は、理系の院卒が昇進している実績を持つ企業を選ぶという点があります。

 

技術職は多くても役職になるのはすべて文系院卒という企業では、理系院卒にとっては役職へ昇進できる可能性は低いかもしれません。

 

2つ目は、残業代がシッカリつく企業を選ぶという点があります。

 

忙しい時には帰宅時間が遅くなることが多い技術職は、残業代がつくかつかないかによって、年収は大きく変わります。

 

残業したらその分をしっかり報酬として受け取れる企業を選ぶことで、年収1000万円の壁を超えられるでしょう。

 

3つ目は、ボーナスがガッツリもらえる企業を選ぶという点です。

 

年2回のボーナスで何か月分もらえるのかは、ネットでも簡単に調べられます。

 

ボーナスのおかげで年収1000万円を超えることも可能です。

 

就職や転職の際には参考にしてください。

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