原稿用紙の1番上のマスに句読点は書けるのか?
原稿用紙は誰もが小さい頃、1度は使ったことがあるのではないでしょうか。
原稿用紙の使い方が間違っていると、いい文章が書けたとしても作品としては台無しになることがあります。
原稿用紙には正しい書き方があります。
今回は特に原稿用紙の書き方の中でも、1番上のマスの使い方と句読点を打つ位置について見ていきます。
原稿用紙はどんなときに使うものか
多くは小中学生が夏休みの宿題や、読書感想文を書くときに使います。
縦書きの400字詰め原稿用紙が一般的です。
1字を1つのマスに書き込むので、原稿の正確な文字数がわかります。
このほかにも特殊なものとして、新聞記者用に新聞紙面の1行字数にあわせたものや、テレビで放送するテロップ用にと、テレビの画面に表示できる文字数にあわせたものもあります。
原稿用紙の句読点の打つ位置はどこか
句読点は文字と同じように1マスにつき、1つ書きます。
適切な位置に使うことで、より文章が読みやすくなります。
効果的な使い方として、読点はひらがなばかりが続くときに言葉や意味の切れ目に打つように使います。
また長い主語や述語、目的語の切れ目に打つようにすると、意味の固まりが一目でわかるようになります。
ただし読点をたくさん入れないと伝わらない文章は、文章自体を見直しましょう。
読点は1文当たり2、3点を目安にすると良いでしょう。
スポンサーリンク1番上のマスに句読点は書けない
みなさんは原稿用紙の1番上のマスに句読点がきている作文を見たことがありますでしょうか。
実はルールとして「、」「。」「・」などは原稿用紙の1番上のマスに書かないという決まりがあります。
もし1番上のマスに句読点がくる場合は、最後のマスに文字と一緒に書くか、欄外に書きましょう。
本当に句読点を欄外に書いてもよいか
不安に感じる方もいるかと思いますが、句読点は欄外に書くことができます。
印刷・出版業界では、「ぶら下がり」と呼ばれており、1番上のマスに句読点が書けないため、欄外に書きます。
ただし他の約物と呼ばれる欧文や「・」「?」「括弧」などに対しては欄外に書くことができないので、区別して覚える必要があります。
もちろん1番上のマスに書くこともできません。
原稿用紙を正しく使うためには書き方が重要で、句読点を打つ位置にも決まりがあることをご紹介しました。
まず句読点は文字と同じように1マスに1つ書きます。
そして原稿用紙の1番上のマスには書けません。
もし句読点が原稿用紙の1番上のマスにくる場合は、最後のマスに文字と一緒に書くか、欄外に書くことを覚えておきましょう。
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