中年の文章は、句読点が多いかという疑問

若い方の中には、中年層の文章はやたらと句読点が多いと思う人もいるようです。

あまり多いと文章がくどく感じられてしまうので、配慮としても逆効果です。

実際には中年の文は句読点が多いのでしょうか。

句読点のうち、文章の最後につけるのが句点です。

中年の中でこれを付ける人が多いかどうかですが、実際には多いとは言えないものです。

読点に比べて句点は文章の最後につけるため、人によって多くしたり少なくしたりといったことは一般にはありません。

文章の途中で句点をつけるといった間違いをするような人は、あまり見かけることはありません。

中年の中には、句読点の中でも特に読点を多くつける人も中にはいます。

一般に接続詞や副詞の後に読点を付ける、また重文や複文を書く際に、区切りの部分につけます。

こういった決まり事を無視して、頻繁に読点を登場させると読みにくさを感じてしまうことでしょう。

またくどくて文章を読んでいると不快に感じてしまう場合もあります。

読点は読みやすさなど、読む側への配慮として必要とされる部分が多くあります。

中年の中にはこういったことを無視して、思うがままに文章を書いてしまう人もいます。

ただすべての人がそうとは言い切れないものです。

中年も10代の人も、一般に学校で国語を勉強する際に、句読点の付け方などの項目の学習を受けます。

中年層であっても、今の小学生と同じ内容の勉強はしますので、文章のどのあたりで句読点を付けたらいいのか、この点は理解しているといえます。

そのため、句読点が多いかどうかは年齢には関係ありません。

若年層の人の中にも、頻繁に句読点を付ける人は見られます。

意図的にやっている場合もありますし、昔からやっているために意識せずに不必要に句読点を付けているなど理由は様々です。

また句読点自体は、あまり多すぎると読みにくくなってしまいます。

そのため、できるだけスムーズに読むことを意識しながら適量に留めておくことが望ましいといえます。

ちょっと意識するだけでも、かなり文章から受ける印象も良くなります。

句読点の付け方が多いかどうかは、年齢というよりも人によって異なっているといえます。

若年層の方でも多い方もいますし、同じことは中年であっても言えることではあります。

ただ無駄に多いのは、読む人へのストレスになるため避けた方がいいでしょう。