やの後に読点をつけてもいいかどうかについての解説

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文章を書いている最中に使用する「、(読点)」ですが、例えば名詞と名詞を繋げる「やの後」に「、」を打つことはできるのでしょうか。

 

それとも打つことはできないのでしょうか。

 

今回はそんなちょっと難しい、読点の使い方について説明いたします。

やの後ってどういう意味か

「やの後」というのは、名詞と名詞を繋げる「と」「の」「や」といった助詞の後ろのことを指します。

 

例えば「私は肉や野菜を食べる」という文章の中にある「肉」と「野菜」の間にある「や」などです。

 

「と」「の」「や」といった助詞は前後の名詞が並列であることを表しており、これを格助詞と言います。

 

格助詞には他にも、主語・連体修飾語・連用修飾語という3つのものが存在しています。

 

今回はそんな並列の関係を示す「やの後」に「、」を打ってもいいのかという疑問についての解説です。

助詞のあとに読点は付けていいのか

結論から言うと、文章的に読みにくくなってしまうのでオススメはできません。

 

「やの後」に限らず「と」「の」の後でも「、」を打つことで前後の名詞の繋がりが断たれてしまい、読み手の集中を途切れさせてしまいます。

 

読点は文章を読みやすくするために使用されるものです。

 

そのため不用意に使用してしまうと、逆効果に繋がることもあるのです。

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それでもやの後に読点をつけたい時

読点は文章を読みやすくする役目がありますが、決まったルールはそれくらいしかありません。

 

書き手のセンス、伝えたいことによっては「やの後」に「、」を打つことも十分に考えられます。

 

読点を打つことで、直前の名詞が強調されるという効果もあります。

 

そのため戦略的に使うことや、強調したい部分があれば「やの後」に読点を打っても問題はありません。

読点を打つ時に気を付けるべき点は

読点には文章の重要なところを強調させたり、文章の間で一呼吸置かせたりする意味があります。

 

これまでにも説明した通り、戦略的に使っていたり、強調したい部分があったりする場合は「やの後」に「、」を打っても問題はありません。

 

ただしその際に注意しなければならないのは、読点を打ってもしっかりと文章が伝わるかどうかということです。

 

もし打つ場所を間違えてしまえば、大きく意味が異なってしまう場合もあります。

 

その対策として、完成した文章は一度声に出して読んでみると良いでしょう。

 

文章を書く上で気を付けなければならないことは以外に多く存在します。

 

ですがこういったルールを知っていれば、相手に読みやすい文章を書くことができ、クオリティの高い文章に仕上げられます。

 

文章の書き方について、この記事が少しでもお役にたてばと思います。

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