中堅社員が部下の前で怒られることってある?その時どう反応すればいい?

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職場で5年、10年と勤めていると何人もの部下やチームをマネージメントするようになり、中堅社員としての立場に就くことになります。

 

中堅社員は現場では管理者として働くことがほとんどですので、上司から怒られることはそうそうなくなります。

 

しかし、中には部下の前で先輩社員や直属の上司から怒られることがあるという人もいるでしょう。

 

やはり、部下の前ではリーダーとしての威厳を保ちたいものですので、その状況では怒られたくないと思うものです。

 

現実としてこうしたことはよく起こっているのか、どのように反応したら良いのかを知り、良きリーダーとして振る舞えるようにしましょう。

中堅社員になると怒られることが少なくなる

中堅社員は現場においては実質的なリーダーとなりますので、作業を進める上で上司がその場にいないことが多くなります。

 

そうなると、プロジェクトが遅くれているとか結果が出ないということがない限り、あまり日常的に怒られることがありません。

 

もちろん、これは精神的には気が楽なのですが、マイナス点もあります。

 

というのも、いくら経験を持つ人であっても改善すべき点と言うのは必ずあるもので、すぐ近くに改善点を指摘してくれ、時には叱ってくれる人がいないと惰性で仕事をこなしてしまうことがあるからです。

 

そして、よりスキルや知識を向上させようというモチベーションが薄れてしまうこともあります。

 

そのため、怒られるということは決してよくないことばかりではなく、気付きやステップアップにもつなげられることもあるのです。

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部下の前ではできるだけ叱らない

とはいえ、部下を持つ中堅社員であれば、せめて部下の前で怒られるのは気分が良くないというのも事実です。

 

怒られる自分を見て部下がどう思うか、敬意を失ってしまうのではないかと心配になってしまうからです。

 

こうしたことから、原則として中堅社員を管理する上司は、できるだけ他の場所で指摘してあげるのが効果的と言えるでしょう。

 

業務のことで叱るというのは、ミスを認識させて改善させるという目的で行うものですので、むやみやたらに心理的なプレッシャーを与えては、その目的から外れてしまいます。

 

そして、部下を委縮させてしまうこともにもつながります。

 

しかし、場合によってはあえて部下の前で中堅社員を怒る必要があると考える上司もいます。

 

あきらかにその社員が怠慢な業務の進め方をしていたり、部下に対して適切ではないマネージメントをしていたケースです。

 

こうした状況では、あえて関係する部下の前で怒ることによって、会社は細かなところまで見ていてくれて、しかもしっかりと間違いを正してくれるという意識を部下が持てるからです。

怒られた時の正しい対応の仕方は?

中堅社員が部下の前で怒られるという状況になった場合、それに対してどのように反応するかで、部下や上司からの見方が大きく変わります。

 

正当な理由で上司から怒られているのであれば、中堅社員はそれを素直に認めて謝ったり改善すべき点を自ら認めたりすることが大事です。

 

中堅社員も自分の部下には怒ることもありますので、自分がどのように怒られるのが正解なのかという手本を見せることができるのです。

 

逆に、理不尽なことで怒られる、もしくは中堅社員の直属の部下のことで怒られるケースでは、ある程度はっきりとした態度を示すことも大事です。

 

それが誤解であるなら、しっかりと指摘されていることが違うと示したり、部下の間違いは自分が責任を負うということを伝えます。

 

こうした反応の仕方は、部下からの敬意を得るものとなり、チームをまとめるためにも役立ちます。

 

怒られる内容によって、素直に受け止めるべき時と、はっきりと誤解を解くべき時を見分けられるようにすることが成功のポイントと言えます。

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