配席ってどんな意味？席次を決めるときに自然に意識を

日本では日常やビジネスシーンの中のマナーとして、席次を大切にしています。

配席の意味は、席次そのものや席次の割り振りをするということです。

必要なときに適した手配ができるよう、基本的なことを押さえておくと良いでしょう。

配席について考える必要があるシーンは、大抵が結婚式の席次表の作成時やビジネスのミーティングです。

適さない配席はマナー違反の意味を持つケースが多いため、配席担当者は非常に気を遣います。

結婚式ではウエディングプランナーや式場の担当者が相談に乗ってくれるため、あまり悩むことはないでしょう。

分からない場合、プランナーや担当者が必ず解決してくれます。

ビジネスシーンでも先輩や同僚に相談することはできますが、突然のミーティングや会食が行われるケースも多々あります。

そんなとき、自然な手配ができる人は非常にスマートな印象を持たれるでしょう。

商談に良い影響が出る可能性も考えられます。

日本の席次ははっきりとした基準が浸透しているため、基本を意識すれば問題ない配席ができるでしょう。

上座と下座の意味を知っていればほぼ大丈夫です。

日本では、左側が上座の意味とされています。

ミーティング、会食、そしてエレベーターでも、偉い人を左側に配席すれば最低限のマナーをクリアしています。

数列になってしまうときでも、「とにかく左」と意識すると良いでしょう。

ただ、海外の人を配席するときには注意が必要です。

海外では「右側が上座」とされています。

日本の感覚で偉い人の配席を左にすると、まったく逆の意味になってしまうのです。

海外のビジネスマンを席次に含む状況になったのなら、重要なマナーのひとつとして理解しておくべきでしょう。

結婚式のようなおめでたい席では、新郎新婦の座る高砂に近い、中央の席が上座にあたります。

席次表を作る時にはそれぞれの席の配置を意識する必要があります。

上司はこの位置、先輩はこの位置…と、先々のお付き合いで頭を悩ませる相手もいるでしょう。

結婚式の披露宴では新郎新婦の両家が会場の下座になり、そこから新郎新婦との関係性によって配席が行われます。

送られてきた席次表を見ると関係性が分かりやすいため、披露宴で他の招待客と会話が弾むきっかけになることもあります。

最近は席次表に肩書きを書かないケースも増えています。

そのような場合、配席は招待客が新郎新婦との関係性を察する材料になるでしょう。