アパートの1階から2階に移る際に敷金や礼金などの費用は発生するのか

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「アパートの1階に住んでいるけれど、2階の部屋が空いたみたいだから2階へ移動したい」と考える人は少なくないと思います。

 

中には、防犯のことを考えて2階へ引っ越したいと思っている人もいるかもしれません。

 

しかし、実際に1階から2階に移ることは可能なのでしょうか?

アパートの1階から2階に移ることは可能

結論から申し上げますと、アパートの1階から2階に移ることは可能です。

 

前述したように防犯の観点から移動したいとか、あるいは、2階が空室になったために大家さんがリフォームをして貸し出しをしていることを知って移動したくなったということもあるでしょう。

 

中には、「カメラ付きドアフォンやウォシュレット付きトイレなど、設備が新しくなったのに、家賃は自分が住んでいる部屋よりも安い」ということを知って、1階から2階に移ることを計画したという人も。

 

色々な事情からアパートの1階から2階に移る人は結構存在しています。

1階から2階に移ることは「移動」ではない

ただし、ここで注意したいのが、アパートの1階から2階に移ることは「移動」ではなく、新たな「賃貸契約」であるということです。

 

そのため管理会社に手数料を支払うなど費用が発生することがほとんどです。

 

通常、アパートのお部屋を退室する場合、ハウスクリーニングや修繕等を行い、敷金を精算して借主に返金して退室となります。

 

そして次にお部屋を借りる場合は、敷金や礼金、仲介手数料を支払って契約を済ませてから入室となります。

 

そのため最低でも管理会社に手数料を支払う可能性があることは念頭に入れておきましょう。

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手数料ですが、これも管理会社によるので、一概にいくらとは言えません。

 

事務手数料として1万円程度で済むこともあれば、更新料として家賃の1ヶ月分を支払うこともあります。

 

大家さんによっては全く料金を請求せずに2階のお部屋を貸してくれることもあるかもしれませんが、そういうことは稀です。

 

たとえアパートが古いからという理由で、大家さんが何かしらの請求をしなかったとしても新たな賃貸契約をするのであれば、管理会社に手数料を支払うことは避けられないでしょう。

 

契約書を作成せずに賃貸させてもらったら、退室する時にトラブルが発生することもありますから、契約書をきちんと作成してから、2階へ移動することをおすすめします。

1階から2階に移ることで敷金・礼金を支払うの?

前述したようにアパートの中でのお部屋の移動は、新たな賃貸契約が発生するので、敷金・礼金などが発生することがほとんど。

 

むしろ管理会社に手数料を支払うだけという方が珍しく、大抵の場合は大家さんに敷金・礼金を支払います。

 

良心的な大家さんであれば、敷金や礼金は1階のお部屋の時に支払ってくれたから支払う必要はないと言われるかもしれませんが、2階のお部屋を退室する時にかなりの原状回復費用ということでかなりの額を請求されることもありえますから、1階の部屋を精算してから、2階の部屋の契約を新たに結び直した方が、トラブル回避になるかもしれません。

 

もし家賃が8万円くらいのところであれば、敷金・礼金・仲介手数料などを合わせて、トータルで40〜50万円の費用が発生することになります。

 

アパートの1階から2階に移ることを実行したいと思っても、一度に大金が発生する可能性がありますから、移動する前に熟考することをおすすめします。

 

アパートの1階から2階に移ることは可能ですが、費用が発生するのは避けられません。

 

仲介手数料や更新料のみで済むのか、あるいは敷金・礼金なども発生するかは大家さんしだいとなります。

 

アパートの1階から2階に移ることは単なる移動ではなく、新たな賃貸契約の発生ですから、費用が発生することを念頭において、よく考えてから実行してください。

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