管理費は賃貸部屋によって違うの?その理由は?
アパートやマンションなどの賃貸物件を借りる際には、家賃に加えて管理費などの費用がかかります。
この管理費は、賃貸部屋によってかかる金額は違うのでしょうか?
もし賃貸部屋によって違うなら、その理由はどうしてなのでしょうか?
管理費や賃貸部屋によって違う
管理費とは、住人が共有で使用する部分の清掃やメンテナンスなどにかかる費用のことで、家賃の上に上乗せされて徴収されるのが一般的です。
具体的には、廊下や階段、エレベーターなど共有している部分にかかる光熱費を始め、給排水設備や外壁・屋根などのメンテナンスや維持、補修などに当てられます。
この管理費は、その建物内の物件を賃貸している人全員が同じ金額を支払っているというわけではなく、賃貸部屋によって違うという特徴があります。
例えば、20uの物件に住んでいる人と、100uの賃貸部屋に住んでいる人とでは、建物の全床面積に対する占める割合が違うわけです。
もしも同じ金額の管理費を徴収すれば、20uの賃貸部屋に住んでいる人にとっては、不平等だと感じるでしょう。
そのため、賃貸物件の場合には、アパートでもマンションでも区分所有法という法律に基づいて、持ち分に比例した管理費を支払うことが定められています。
つまり、賃貸部屋によって家賃が違うだけでなく、毎月かかる管理費の金額も違うのです。
管理費に影響する要素は多い
賃貸部屋によってかかる管理費の金額は異なりますが、借りている部屋の面積だけが管理費を決める要素となるわけではありません。
例えば、低層階の人と高層階に住んでいる人とを比べると、低層階の人の方がエレベータの使用頻度は少ないと予想できます。
また、同じ間取りで面積が同じ部屋でも、方角や階層によって家賃の金額が違うでしょう。
賃貸部屋によって差がつけられている理由は、部屋の面積だけではないのです。
それでは、管理費がいくらになるのかという点は、誰がどのようにして決めるのでしょうか。
新築のアパートやマンションに入居する場合には、入居の際に既に決められていることが多いものです。
賃貸部屋によって交渉可・不可があるわけではなく、どの部屋でも交渉は難しいでしょう。
スポンサーリンク管理費が安い物件の選び方
少しでも管理費が安い賃貸物件を探す際のポイントは、まず、高層マンションの場合は高層階よりも低層階の方が、かかる管理費は安くなる傾向にあります。
また、賃貸部屋によって面積が違うため、面積が広くなれば管理維持費も高くなります。
そのため、少しでもこうした維持費を安く抑えるためには、小さい部屋で低層階を選ぶと良いでしょう。
エレベーターが設置されている建物よりも、階段だけの建物の方が、管理維持費は安くなります。
また、入り口にオートロックのドアが設置されている所よりも、ついていない建物の方が、維持費を安く抑えることができます。
家賃が高額になるマンションだと、コンシェルジュのサービスがついていたり、建物内にプールやフィットネスの施設がついている所もあります。
賃貸部屋によってかかる管理維持費は違うものの、建物に設置されているサービスが多くなればなるほど、かかる管理費は高くなります。
少しでも維持費がかからない物件を探すなら、こうしたサービスが建物内に設置されている物件は避けたほうが良いかもしれません。
管理費と共益費は違う?
賃貸部屋によって、家賃以外に管理費が徴収される物件もあれば、共益費が徴収される所もあります。
どちらも、共有部分のメンテナンスや維持にかかる費用のことで、大きく違うわけではありません。
アパートの場合には共益費、マンションだと管理費と呼ばれることが多いですが、必ず特定の呼び方をしなければいけないというルールはなく、大家や管理会社の意向で決められます。
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