休職中に有給休暇を使いたくない場合の対処方法を解説

休職と有給休暇は似て非なるものです。

法的に有給休暇は身体及び精神的に休養するために与えられる休暇のことで、休職は私傷病となるため会社側が給与をお支払いするという対応は必要ありません。

となると有給休暇を使う必要があると思うものの、使いたくないのが本音であるはずです。

この場合どういった対処方法があるのかを見ていきましょう。

休職中に有給休暇を使いたくない場合、まず確認しておくべきは自社の制度についてです。

所属する健康保険組合から「傷病手当金」の援助を受けることができて、無報酬とはなりません。

私傷病で休職となった場合には会社が給料を支払う必要はなく、収入面に不安が生まれるのは当然です。

さらに有給休暇を使うとなると、これから際に復職した場合に使える回数が少なくなるといった問題もあります。

休職中に給与の一部を支給している会社があるとともに、団体長期障害所得補償保険といった保険に加入している場合もあります。

休職中に有給休暇を使いたくない場合はこれらの対処方法が活用できるかをまず模索した方がよいでしょう。

休職か有給休暇を使うことになるかについては、就業規則の定めより労働基準法が優先されます。

つまり有給休暇を使うしかないと思っていたのが、休職となる場合もあります。

どちらを選択したいかについてはそれぞれによって考え方は異なるものの、少なくとも本意である選択ができるかもしれない可能性はあるものです。

休職をした場合は休職明けの問題で揉める可能性もあり、有給休暇を使った方がよい場合もないわけではありません。

就業規則の定めより労働基準法が優先という事実を知っていれば会社との話し合いをするにしても対処方法もあるものです。

早めに相談して今後に備えておくのが望ましいです。

特に私傷病における休暇の就業規則がない場合には有給休暇がどう使われるか、その後の仕事への復帰に関しても詳しく知っておきたいところでしょう。

どういった対処方法があるのかを知っておけば、いざというときにはその対処方法を使って対応ができるものです。

休職中の有給休暇の取り扱いに関しては会社によって対応が異なるものです。

特に注意すべきは勝手に有給休暇を使うことになる場合です。

明確に使いたくないと考える方は、どういった対処方法があるのかを知っておくにこしたことはありません。

自分は使いたくないと思っても会社の方で勝手に対応されることもないわけではありません。