修士号を取ることのメリットとデメリット

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修士号を取得するには、大学を卒業してから大学院の修士課程に進む必要があります。

 

修士課程は一般的に2年間で、30以上の単位を取得する必要があります。

 

この修士課程を修了して修士論文を提出し、審査に合格すると無事に修士号が取得できるのです。

 

大学院に進学した場合、修士号の取得を目指す方は多いでしょう。

 

しかし修士号の取得にはメリットもあればデメリットもあります。

 

事前にしっかりと確認してから進路を決定しましょう。

修士号を取得することのメリット

1つ目のメリットは、民間企業で評価されやすいことです。

 

特に理系では、研究職などに就く場合は大学院への進学が前提となっているところもあるでしょう。

 

文系の場合はあまり評価されないことも多いですが、職種によっては評価されます。

 

専門性の高さが求められる職種などの場合は就職に有利にはたらく可能性があるでしょう。

 

2つ目のメリットは、修士課程修了までの2年間を有効活用できることです。

 

大学4年生になって就職活動が始まり、自分のやりたい仕事が見つからない場合もあるでしょう。

 

その場合、将来のビジョンなどについて2年間を使って考えることができます。

 

ただし就職までの猶予がほしいだけの理由で大学院に進学すると、研究がうまくいかず修士号が取れないこともあるでしょう。

 

自己分析などをしながら、研究もしっかりと進める必要があります。

 

また、猶予期間ができたからといってやりたい仕事が必ず見つかるわけではありません。

 

中途半端にならないように、研究と自己分析を両立させて頑張りましょう。

 

3つ目のメリットは、博士課程で学べることです。

 

多くの学部で、博士号を取得するにはまず修士号を取得する必要があります。

 

それゆえ、修士号を取ると博士課程に進むという選択肢も考えられるようになるのです。

 

特に学者や大学教授になりたい方などは博士号が必要なケースが多いので、修士号は取っておきましょう。

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4つ目のメリットは、学会を通じて企業から勧誘される可能性があることです。

 

特に、学会で優秀な賞などをとると、企業から直接声がかかることがあります。

 

優れた論文を書ける能力がある場合は、学会を通じて内々定を得るチャンスもあるのです。

 

5つ目は、学士よりも高い研究スキルが身につくことです。

 

大学生が執筆する卒業論文は、卒業するために書くことが多いです。

 

また、就職活動を行いながら執筆する学生がほとんどです。

 

よって、学会で通用するような論文を書ける学生は多くないでしょう。

 

しかし修士課程の場合はある程度時間に余裕があります。

 

よって、卒業論文よりも発展させた内容の論文が書ける場合が多いのです。

 

教授からより専門的なことも学べるでしょう。

 

その結果、研究スキルが自然と上がっていくといえます。

 

ただし、修士課程で学んでいたら絶対にスキルアップするというわけではありません。

 

努力が必要ですし、研究を行う熱意ややる気もいります。

 

2年間が無駄にならないよう、有意義な毎日を過ごすことが大切でしょう。

修士号を取得することのデメリット

メリットがあれば、やはりデメリットもあります。

 

まず1つ目のデメリットは同級生よりも社会人になるまでに時間がかかることです。

 

もちろん焦る必要はありません。

 

専門的な職業に就くために修士号の取得を目指す方も多いでしょう。

 

しかし、周りと比べてしまう時があるかもしれません。

 

また、場合によっては就職であまり有利にならないことも考えられます。

 

大学院に進学したのに、特に何も得ていない人物であるとみなされないようにしましょう。

 

2つ目は学費がかかることです。

 

授業料は大学院によって異なりますが、どうしても費用はかかります。

 

デメリットがあっても修士号を取りたいのかどうかについて、よく考えてから進学しましょう。

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