修士課程は何年生まである?
一般的には、大学の学部生は卒業までに4年間かかり、大学院に通う修士課程では、さらにそこから2年間がかかります。
しかし実際には、様々な理由で修士課程を2年生で卒業しない人はたくさんいます。
修士課程は、何年生まで通うことができるのでしょうか?
また、最短2年で修了しない場合には、就職に不利になるのでしょうか?
修士課程は通常2年で終了
修士課程は、最短で2年間です。
最短が2年間なので、いくら頑張っても、またどんなに優秀な人でも、2年よりも早く卒業することはできないシステムとなっています。
それでは、修士課程が何年生まであるのかという点についてですが、大学ごとに何年生までを認めるかの線引きは異なります。
また、卒業したいけれどできないケースもあれば、まだ卒業する段階ではないというケースもあります。
個人差があるため、2年間で卒業しないことが、必ずしもマイナスになるというわけではありません。
卒業できない例には、単位が不足している場合が挙げられます。
修士課程の場合、学部生と同じように講義に出席をして勉強をしたり試験を受け、単位を取ることで、修了資格を得ることができます。
そのため、修了に必要な単位を取得できなければ、修士課程の2年生を終えても卒業することはできません。
また修士課程では、大学院の2年間に研究を行い、その研究内容についての論文を作成しなければいけません。
そして、この研究に関する論文が、修士課程の最後の認定試験となることが多く。認定されなければ卒業できない仕組みになっています。
卒業に2年以上かかる人は多い
学部生の際には、大半の学生が4年間で卒業します。
中には4年以上かかるケースがあるものの、レアなケースですし、4年で卒業できないと留年というマイナスのレッテルを貼られてしまうこともあります。
修士課程の場合でも、一般的には2年間で卒業となります。
スポンサーリンクしかし、大学院は講義を受けて単位を集めるだけではなく、研究を行う場所でもあり、大学院在籍中に海外留学をしたり、働きながら大学院に通うケースもあります。
そのため、必ずしも2年間で卒業しなければマイナスのレッテルを貼られてしまうことはありません。
例えば、大学院何年生かは本人でもよく分からない、というほど長く修士課程に在籍している人の中には、将来は海外で研究活動を行いたいという人が少なくありません。
在籍中に数年間の海外留学をする人もいます。
この場合、もしも研究の対象が海外にある場合などには、海外留学をして研究を行い、成果を日本に持ち帰る、というのが一般的です。
海外留学をする大学院生が何年生で卒業するかというと、平均して3年から4年ぐらいです。
ただし、研究にもっと長い時間がかかると、卒業までにかかる期間も長くなります。
また大学院は、学部を卒業したばかりの若い人材が進学するだけの場所ではありません。
一度社会に出て働いた人が、キャリアアップのために大学院へ通うということもあります。
社会人が通う場合でも、仕事を辞めて大学院に通う人もいれば、働きながら修士課程を学び、二足の草鞋を履く人もいます。
二足の草鞋を履くとなると、仕事をしながら修士課程を、他の学生と同じペースで学ぶことは極めて大変です。
そのため、卒業まで3年〜5年かかる人は多いのです。
修士課程での研究に、何年もかける人もたくさんいます。
研究の内容によっては長い期間がかかるケースもあり、人によっては5年かけてもまだ研究が修了しないということもあるようです。
修士課程を2年で卒業しなければ就職には不利?
修士課程は、一般的には卒業までにかかる期間は2年です。
しかし、研究や留学などの理由で、2年よりも長くかかることは珍しくありません。
2年で卒業しないことが就職に不利になるかどうかという点については、研究の内容や専攻している分野によって異なりますが、必ずしも最短で卒業しなければ就職に不利になるわけではありません。
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