修士課程が修了できない!その原因と対策

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修士課程では、学部生と同じように講義に出席して課題を提出したり試験を受け、単位を取得します。

 

単位が取得できなければ、何年通っても修了できないことはご存知でしょうか。

 

通常は2年間で修了できる修士課程ですが、中には修了できないケースがあります。

 

どのような原因があるのでしょうか?

修士課程を修了できない原因1:単位が足りない

修了過程を修了できない人の多くは、単位が足りないというパターンです。

 

修士課程では、学部の時よりも講義の内容は当然ですが、難しくなります。

 

また自主性が求められるため、講義に出席しているだけでは十分ではないというケースは少なくありません。

 

しかし、真面目に出席していれば最低でも単位は取得できる大学が多いため、この原因で修了できない人は、講義に真面目に出席していなかったと考えられます。

 

修士課程においては、学部生と比較すると受講人数が少なくなります。

 

学部生の時には、生徒数が多ければ出席してもしなくても、教授は一人一人を把握していないかもしれません。

 

最終的な試験で合格点を取れば単位を取得できる可能性があります。

 

しかし大学院では、講義の内容を理解しているだけではなく、出席率もシビアに考慮されます。

 

真面目な態度で取り組まなければ、学費を払って大学院に通っているのに、修了できないリスクが高くなってしまいます。

修士課程を修了できない原因2:修士論文が書けない

修了できない原因にはまた、修士論文がかけずに留年するというパターンがあります。

 

修士課程のほとんどは、2年間の最後に、修士論文を提出し、それが認定されれば修了という流れになっています。

 

分野やテーマは自分で決められる場合が多いのですが、研究室に所属しながらデータや実証を重ね、教授の指導のもとに完成させるため、論文の作成には長い時間がかかります。

 

修士課程を始めたころから計画的に修士論文に取り組める人なら、論文が書けずに留年することは少ないでしょう。

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しかし、何をテーマにすれば良いか分からないと悩んでしまい、時間だけが過ぎてしまう人もいれば、テーマがブレてしまってなかなか決められないという人もいます。

 

また修士論文を提出しても、実験や検証の論理性が妥当ではないとして、クオリティの面で認定されずに修了できない人もいます。

修士課程を修了できない結果にならないための対策

修了過程をシッカリ最短で予定通りに修了するためには、入学した時から、しっかりと計画的に毎日を過ごすことが必要です。

 

講義には必ず出席するということは大前提ですが、分からないことはうやむやにせずに、どんどん積極的に質問することで、講義の内容への興味をより深めることができます。

 

また、修士課程の最後には、必ず修士論文の提出があります。

 

そのため、大学院へ進学しようかなと考えた時から、少しずつどんなテーマで書こうかという点をザックリでもよいので、頭の中で構想を練っておくと良いでしょう。

 

テーマは一つだけに絞らず、複数準備しておくという方法がおすすめです。

 

修士論文のテーマを決める際には、教授に相談するという方法もアリです。

 

いくつかのテーマを選んで相談すれば、修士論文に相応しいテーマを教授がすすめてくれるかもしれません。

 

修士論文作成においては、研究や実験、データ検証などの作業が必要です。

 

これらの作業は時間がかかりますし、一朝一夕というわけにはいかないでしょう。

 

そのため、修士論文の進捗度合いは、自分の中でシビアに管理し、忙しいから実験が後回しになってしまうことがないように注意したいものです。

就職先が決まっていても修了しないと就職できない?

修士課程を修了した後の就職先が決まっていても、修了できない人は就職することができません。

 

企業によっては、留年しても1年なら待ってくれるという良心的な所はありますが、多くの企業は修了することを前提に内定を出しているため、修了できない場合には内定取り消しの処置をされることが多いです。

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