「委嘱と委託」「任命と指名」「就任と着任」「改選と非改選」のそれぞれの違いについて紹介

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聞いたことはあるけれど意味が分からない言葉には、以下のような言葉があるかもしれません。

 

・任命と指名
・委嘱(いしょく)と委託
・就任と着任
・改選や非改選

 

どのような違いがあるのでしょうか。

任命と指名の違いとは

任命とは、役職や役目につくことを命令する行為です。

 

「○○を支店長に任命する」などと使われます。

 

任命には議員や会社の重役など、高位者に役目を与える場面で使用されるケースが多いです。

 

一方、「指名」とは、単語に「名」が入っている通り、名指しで役目をして欲しいと頼むことです。

 

具体的な一つの例を紹介すると、「○○さんに指名入りました」などと使います。

 

任命と指名の違いは、頼まれるだけか、命じられるだけか、です。

委嘱(いしょく)と委託の違い

委嘱(いしょく)とは「外部に専門的な仕事を任せること」です。

 

ビジネスや行政機関で使用される用語になります。

 

委嘱という言葉を使う場合は、専門的な知識や技術が必要となるため、誰でも良いというわけではありません。

 

ビジネスの現場では「外部講師を委嘱する」のように、研修などで外部の専門的な講師に来てもらう機会も多くあります。

 

このように自社の人間ではない、外から来た人のことを指して使います。

 

一方、「委託」は他人や他社に業務を依頼して、代わりにしてもらうことです。

 

ビジネスや教育現場、行政機関など様々な場所で使われている言葉です。

 

委嘱とは違い、専門的な知識や技術を必要とはしません。

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就任と着任の違い

就任とは、「新たなポジションに就き、業務を任される」という意味で使われます。

 

一般的に今の立場よりも高いポジションに就いたときに使います。

 

例えば「○○支店の支店長に就任した」などです。

 

降格の際は「就任」という言葉は使用しません。

 

一方、着任は、「新たな任務のために移動して到着し、業務を任されること」です。

 

就任のように新しいポジションを任されるのは同じです。

 

しかし、「移動する」要素がついてきます。

 

この移動は距離の長さは関係ありません。

 

事務所内の移動であっても着任という言葉を使います。

 

また着任は左遷でも栄転でも関係ありません。

 

立場や階級に関係なく使用できます。

改選や非改選とは何のこと?

改選も非改選も、その文字通り選挙に関係しています。

 

議員や役員の任期満了後に、再び選挙することを改選と呼びます。

 

議員や会社役員などの立場の人は任期が決まっています。

 

任期後は期間満了で退任するか、あらたに選挙で当選しなければなりません。

 

主に参議院選挙で使われ、衆議院では任期は6年ですが、その半数は3年に1回改選することとなっています。

 

このとき改選に選ばれなかった議員は「非改選」と呼ばれ、3年後に再選挙します。

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