知ってるようで詳しくは理解していない「発令日」と「着任日」との違いとは?

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社会人になると採用通知や人事異動通知の際、「辞令発令日」や「着任日」と書かれた文章を渡される場合があります。

 

「この違いは何?」と感じていても誰かに聞くと自身の勉強不足が露呈して質問しづらいものです。

 

果たしてこれらの違いは何なのでしょうか。

辞令発令日の「辞令」とは何か

辞令とは、企業や組織の人事が変更になったときに、書面にて通知されるものです。

 

例えば以下の場合に使われます。

 

・新卒採用の決定
・中途採用の決定
・退職時
・人事異動

 

上記のように人事に関する決定はすべて「辞令」という形を取ります。

 

ちなみに辞令を通達することを交付といいます。

 

辞令の交付方法は以下の場合があります。

 

・見やすい場所に掲示する
・個別に渡す
・文書以外で交付する

 

基本的に日本や世界では人事に変更があった際に「辞令」を交付しています。

 

これは大企業が多く、小規模の企業では少ない印象です。

 

交付するときも文書である必要はありません。

 

例えば、メールや口頭でも構わないのです。

 

ただし証拠能力や確実性を考えると書面で交付した方が良いとされています。

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渡す際の方法も基本的には企業側の自由です。

 

個別に渡す方が、周りに内容がバレません。

 

一方、見やすい場所に掲示する方法を取ると、個別に手渡す必要がなく便利ではあります。

 

その他に会社の社内誌に載せるなどの方法も取られます。

 

上記の内容をみると辞令発令日とは、辞令が交付された日と考えられます。

 

ちなみに辞令と内示は違います。

 

内示とは、辞令が交付される前にあらかじめ本人にその伝えておくことです。

着任日の着任とは

着任日の着任とは、今いる部署や支店から新しい勤務地について、任務にあたることです。

 

着任には移動が伴い、電車、徒歩でも同じ部署内の移動でも構いません。

 

一方、着任日とは任務先についた日です。

 

似たような入社日という言葉もありますが、全く違います。

 

入社日とは、会社側が雇用者の社会保険を資格習得できた日になります。

辞令発令日と着任日の違い

辞令発令日と着任日の違いは、新しい役目や立場につくことを書類などで交付された日が辞令発令日で、実際に交付された場所へ到着する日が着任日です。

 

例えば4月20日に転任辞令が出て、6月1日が着任日と書かれていた場合。

 

4月20日が辞令発令日で、6月1日に新しい職場に出社しなければなりません。

 

退職の辞令の場合は、自身から都合により辞めたり、定年退職で辞めることになったりとあるでしょう。

 

自身から辞めた方は、辞令発令日が退職届が受理された日となります。

 

一方、定年退職で辞めた方は、辞令発令日にいつ退職日か明記されており、残りの有給消化や引継ぎなどを促すために交付されます。

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