任用資格とはどんな資格?メリットと資格が生かせる職場についてわかりやすく解説!

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大学や専門学校等の入学案内に「任用資格」という言葉を見かけることがあります。

 

その学校に入学すると任用資格を取得できるという宣伝なわけですが、この任用資格とはいったいどんな資格なのでしょうか。

 

任用資格について、また取得方法や任用資格が生かせる仕事について、わかりやすく説明していきます。

任用資格とは?わかりやすく説明

任用資格とは「社会福祉主事任用資格」のことで、わかりやすく言うと、都道府県や市町村において社会福祉に関係する仕事に携わるために必要な資格です。

 

大学や短期大学などで、厚生労働大臣によって指定された科目を履修して卒業することで、この社会福祉主事任用資格が得られます。

 

なお、この厚生労働大臣に指定された科目は時代の流れに沿って変更されることがありますので、確認が必要です。

社会福祉主事の仕事

社会福祉主事の多くは全国約1,200カ所にある福祉事務所に勤務しており、主に助けが必要な人の身の回りの支援を行っています。

 

わかりやすく具体的な例で言えば、高齢者や障害者、その他生活に困窮している人の自宅を訪問したり、面談を行ったりします。

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その後、その人の現状に基づいて、どのような福祉が必要かを判断します。

 

また、必要に応じて、社会福祉主事が助けを必要とする人に向けて、実際的な生活指導を行うこともあります。

社会福祉主事のメリットとは

社会福祉主事になるメリットをわかりやすく一言でまとめるなら、「社会福祉事務所で働ける」ことと言えます。

 

公務員として社会事業所に勤務する職員は、一般職の公務員として採用されるため、社会福祉事務所で働きたいと思ってもどの部署に配属されるかは選べません。

 

でも、社会福祉主事の場合は福祉事務所側で雇用義務がありますので、社会福祉士の資格を持っていれば、その部署で働ける可能性は大きいと言えます。

 

ですから、社会福祉事業所で働きたいなら、任用資格を持っていることは大きなメリットとなります。

 

また、社会福祉主事は社会福祉士と比べて資格が取りやすいというメリットもあります。

 

社会福祉士は、国家資格に合格するまでに大学などで勉強しなければなりません。

 

さらに、社会福祉士の合格率は30%以下となっており、合格するのがより難しくなっています。

 

その点、社会福祉主事の資格は一定の科目を履修し、大学を卒業さえすれば資格が得られるという点で有利と言えます。

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