見積書の呼び方は原本?原紙?言葉の意味をおさえよう!

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見積書のもともとの形を原本と呼ぶことがありますが、一方で原紙と呼ぶケースもあり、しばしば意味が混同してしまいます。

 

原本と原紙では、言葉の意味や定義に違いがあるのでしょうか。

 

ビジネスでおさえておくべきポイントについても合わせて見ていきましょう。

見積書は原本?原紙?本当はどっちの呼び方が正しいの?

見積書をコピーせずにそのまま送ってください、という場合、「原本を送付してください」と言われることが多いようです。

 

一方で、原紙という呼び方もあり、意味を曖昧なままで理解していると重大なトラブルの原因になってしまいます。

 

両者は本来、まったく意味の異なる言葉ですので、それぞれの意味と役割についてしっかりとおさえておきましょう、

 

まず、原本とは文字通り「そのままの形」ということで、見積書の場合には朱肉印のついている状態の書面を表します。

 

ビジネス文書のほとんどには署名捺印が必要であり、コピーすると朱肉印の部分が黒く印刷されてしまうため、原本はその書類について1枚しか作成できない、ということになってしまいます。

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一方、原紙はガリ版印刷用の紙のことで、謄写版ともよばれます。

 

ガリ版とは昔の小説やマンガの印刷に使われるもののことで、ビジネス文書で使用されることはありません。

 

つまり、見積書については原本、という呼び方が正しく、原紙と呼ぶのは適切ではありませんので、誤用を防ぐためにもあらかじめおさえておきましょう。

もうひとつある!原紙の意外な意味

見積書でしばしば誤用される原紙という言葉はもともと、養蚕業の用語でもありました。

 

養蚕業では特別な紙を用意し、そのうえにカイコを置いて卵を産ませる、という伝統があり、その際に使われる紙を原紙とよんでいます。

 

したがって、原紙はビジネス用語ではなく、見積書の原本、という意味で使うと誤用になってしまいますので、注意しましょう。

 

複写していない見積書などのビジネス文書を原本と呼ぶ一方で、原紙と呼ぶケースもあり、混乱を防ぐ上ではあらかじめ使い方を統一しておく必要があります。

 

ビジネス用語として適切な呼び方は原本のほうであり、ほとんどの企業ではこちらの呼び方で統一されています。

 

ちなみに、原紙は謄写版ともよばれ、かつて漫画雑誌の印刷で使われていたガリ版印刷で使われていました。

 

また、養蚕業の用語でもあり、カイコガ産卵を行う紙を指す場合もありますので、正確な意味についてしっかりとおさえておきましょう。

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