見積書の1式2式という数え方はあるか?正しいビジネス用語!
ビジネスで必須となる見積書。
「書類1式」という数え方がありますが、では、見積書2式、という数え方はあるかと聞かれると、すぐには答えられないのではないでしょうか。
見積書の数え方だけでなく、意外と曖昧にしがちなビジネス用語の使い方について見ていきましょう。
数え方は1式が正解!2式という言い方はあるか?
結論を言うと、「見積書1式」という数え方のほうが正しく、「見積書2式」という数え方があるかというと、本来の日本語としては誤用とされています。
さらに言うと、1式ではなく一式と書くのが正しく、一式は「ひとそろい」という意味を持っています。
つまり、書類一式と言えば、当該業務に必要なひと通りの書類をセットにしたもの、という意味になり、決して、ワンセットのことを1式と表しているのではありません。
ただ、実際のビジネスシーンでは一式を単位のひとつと考え、2セット送ることを書類2式、3セット送ることを3式とする数え方が浸透しているようです。
1式、2式という数え方とともに、ビジネスで誤用されがちな単位としては1枚、1部があります。
こちらも意味がよく似ているので混同しやすい部分があるかもしれませんが、厳密な使い分けが定められていますので注意しましょう。
スポンサーリンク1枚は書類のひとつひとつを表し、複数枚の書類を束ねてワンセットにしたものが1部、という数え方になります。
なお、複数種類の書類のセットをさらにまとめ、用途ごとに区分けしたものが1式、という意味になります。
ビジネスで言葉の誤用に気づいたら?
見積書の数え方だけでなく、ビジネスにおいてはしばしば混同しやすい用語が頻出し、慣れないうちは使い分けを考えるだけで大きなストレスになってしまうこともあるかもしれません。
ただ、実際のビジネスシーンで言葉の誤用についてとがめられるケースは意外と少なく、それ以上に、誠意をもった応対ができているか、ということが重視される傾向があります。
もちろん、正式なビジネス用語を把握し、使い分けに気をつけることは社会人としての基本ではありますが、表面的な言葉遣いにのみ気を取られてしまうようでは本末転倒です。
したがって、細かい用語の誤用に気づいたとしても厳しくとがめず、神経質になりすぎないこともひとつのスタンスなのかもしれません。
見積書にかぎらず、書類1式というのはひとまとめという意味であり、2式、3式、という数え方は誤用ですのでビジネスでは注意しましょう。
また、正式には一式と漢字で表記するのがマナーとされていますので、合わせておさえておきましょう。
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