派遣・常駐・出向の言葉の違い

派遣や常駐、出向などの言葉があります。

同じような言葉なので意味も同じかと思いきやそんなことはありません。

それぞれどんな違いがあるのかわからないと困惑している方にそれぞれの意味の違いをご説明します。

簡単に言ってしまうと派遣は雇用形態の1つです。

派遣会社に登録をして派遣先の会社にて労働をします。

出向は勤務先が本社ではなく関連会社や子会社にて働く事を指します。

それぞれあくまで所属は本社や派遣会社でそれぞれ指定された会社に赴きますが、根本的に全く違う言葉です。

派遣と出向の大きな違いは期間の違いにもあります。

派遣の場合はあくまで数ヶ月や数年など期間が確定した上で労働契約が結ばれます。

契約が更新になるかどうかはその時によっても異なり、契約が切れたらまた別の会社に派遣されて契約を結ぶことになるでしょう。

出向の場合も期間が決まっている場合もありますが、こちらは期間が過ぎれば本社に戻って勤務となります。

常駐というのは労働契約ではなく常にそこで勤務をしていると言うことを指す単語です。

派遣や出向と違って特別な意味があるわけではなく普段からそこで働いている人ということを指しますので根本的に違います。

派遣さん、常駐さんという呼ばれ方をする事もありますが、こちらは前者の場合は日によっているか居ないか分からないという方、後者の場合は普段からいる方かどうかの違いがあります。

似たような言葉で混乱してしまいがちですが全く別の意味ですので勘違いしないようにしましょう。

派遣や出向などいずれの単語もビジネス上ではよく聞く言葉ではありますが、自分に関係ないことの場合それぞれの違いがよく分からないという方も少なくありません。

雇用されている形態の違いがわからないと不都合が生じる事もあるため気を付けましょう。

また常駐という言葉ですが常にいると行っても24時間365日その場に居るということではもちろんありません。

あくまで正社員などとしてその会社に在籍しているという意味合いですのでこちらも勘違いしないように注意が必要です。

派遣にせよ出向にせよ常駐にせよ、似たような言葉ではありますが全く別の意味の言葉です。

自分が関係ある立場になった時のためにも、それぞれ雇用形態として覚えておいた方が良い言葉ですので間違えないように違いを把握しておきましょう。