領収書の「お宛名」「但し書きはいかがなさいますか」は間違い?

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気持ちの良い接客をするためには、適切な言葉使いが大切です。

 

接客七大用語を言えるというだけでは不十分。

 

たとえアルバイトやパートであっても、接客業をするならばプロとして正しい敬語を話すことが求められます。

 

そこで、お客様から領収書を求められた際に必要な、正しい言い回しを復習しておきましょう。

「領収書ください」と言われたらお客様に聞くべきこと

領収証を希望されるお客様には、宛名と但し書きをお客様に伺わなくてはなりません。

 

宛名を伺うときに「お宛名」なかには「お宛名様」などと、宛名に「お」や「様」をつける人もいますが、これは間違いです。

 

過剰な表現になってしまいます。

 

「お宛名はなんとおっしゃいますか」「宛名様はなんとおっしゃいますか」というのはおかしな日本語です。

 

正しくは「領収書の宛名はどうなさいますか」と伺います。

 

「宛名はどのように記入いたしましょうか」も正解です。

 

「お」や「様」をつけると、なんとなく丁寧な言い回しのように感じるかもしれませんが、つけるとかえって仰々しく、滑稽な表現になることもあるので注意しましょう。

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「但し書きはいかがなさいますか」と聞くのは間違い?

領収書を記入するために、宛名の他に但し書きを何と書くか伺う必要があります。

 

「但し書きはいかがないさいますか」は正しいでしょうか。

 

まず「いかがなさいますか」という言い方ですが、似た表現に「いたしましょうか」があります。

 

「但し書きはいかがなさいますか」「但し書きはいかがいたしましょうか」どちらも正解に思えます。

 

「いかが」は「どう」と同じ意味ですが、目上の方やお客様に対して改まってお伺いを立てるときに使う言葉です。

 

「どうしますか」よりも「いかがなさいますか」の方が適切です。

 

「いかがなさいますか」の「なさる」は「する」の丁寧な言い方で尊敬語です。

 

相手の行動に対して用いる言葉です。

 

つまり、相手が何をするのかを尋ねたい時に用います。

 

簡単に言うと「あなたはどうする」ということを聞きたい時に使うのです。

 

「いたしましょうか」という表現は、相手のために自分が何をすればよいのか、尋ねるときに使う丁寧な表現です。

 

つまり、自分の行為に対して用います。

 

「あなたのために(私は)どうする」ということを尋ねたい時に使います。

 

ですから、この場合は「但し書きはいかがなさいますか」ではなく、非常に厳密にいえば「但し書きはいかがいたしましょうか」が正解となるでしょう。

 

ただし、「いかがいたしましょうか」も改まった印象を与えますので、お客様に対して使っても差しさわりはないと考える専門家もいます。

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