めやすばり?めやすしん?目安針の正しい読み方

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アナログ式の時計の場合、長針と短針、そして秒針がありますが、目覚まし時計になるとそれらに加えて『目安針』というものがあります。

 

日常的に使用するものでありながら、名称や読み方はわからない、という方も多いのではないでしょうか。

 

目安針の読み方は『めやすばり』ではなく『めやすしん』が正しい読み方です。

 

目安針は、目覚まし時計に用いられている針で、目安針が指している時刻にベルやアラームなどの音で起床させることを目的としているものです。

目安針の読み方

目安針の読み方は上述した通り『めやすしん』が正式名称ですが、『めやす』が訓読みのため、『針』も同じく訓読みで『はり』または『ばり』と、間違った読み方をされることも少なくありません。

 

『めやすばり』でも通じそうですが、この機会に正しい読み方を覚えておきましょう。

 

また、それ以外の長針や短針にも名前があります。

 

短針は『時針』で読み方は『じしん』です。

 

長針は『分針』で、読み方はそのまま『ふんしん』です。

 

漢字が簡単なものほど読み方がわからないことはよくあり、今さら読み方を聞けなかった方や、そもそも『目安針』という名前がついていたこと自体初耳だった方も多いのではないでしょうか。

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目安針の使い方

デジタル化が進み、目覚まし時計もデジタルのものにしていたり、そもそも目覚まし時計を使わずに、スマホのアラーム機能だけで起床している方も増えてきています。

 

そういった、アナログ時計に馴染みのない方が初めてアナログの目覚まし時計を使用する際に、目安針の使い方がわからない、という問題が生じます。

 

目安針は5分おきや10分おきの目盛に合わせてセットするだけですが、手動でクルクルと回して目盛に合うようにします。

 

この時、目安針の位置が少しズレてしまって反対側に戻そうとすると戻らないものがほとんどです。

 

時針や分針は左右どちらにも回すことができるのに対し、目安針は時計と反対周りにしか回らないものが多いのは、回転軸で時針と摩擦が発生した時に、目安針が時計回りに引きずられるのを防止するためにそういった設計になっています。

 

翌朝の起床時間に合わせていたつもりが時針の回転とともにズレてしまっていたら大変なので、あえてこういった構造になっています。

 

そのため、設定した時に少しズレてしまった場合は逆回転で元に戻せないので、もう1周して正しい位置に設定する必要があります。

目安針を設定して起床させる方法とは

目安針を設定して目覚ましをセットした場合、ベルやアラームといった音だけでなく、振動や光などで起床させる機能がついているものもあります。

 

●音
目覚まし機能の中でも1番メジャーな機能で広く使われています。

 

また、音に合わせて振動するタイプのものや二度寝防止のためのスヌーズ機能などが備わっているものもあります。

 

●振動
振動によって起床させるタイプは、同室の人を起こさないための配慮に優れていて、耳が不自由な方向けとしても用いられています。

 

●光
光は音よりも心地良い目覚めであり、自然の夜明けに近づけた光の調整で起床を促すので、光だけでは不安な方は音の目覚ましと併用する方も増えています。

 

目が不自由な方向けに、光が強いタイプの商品もあります。

 

●香り
起床する少し前の時間から香りがするように設定し、時刻になるとアラーム音が鳴るようなタイプもあります。

 

●エアーマット
鉄道会社の乗務員が仮眠室などで使用することが多く、マット自体が時間になると上部を徐々に上げていき、確実に起こすようにされています。

 

交代勤務のため、他の乗務員を起こしかねない音や光は使用できないので鉄道会社ではエアーマットを用いた目覚ましが広く使用されています。

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