「まもなく」という言葉はどれくらいの時間を表しているのか
日本語は数ある言語の中でも語彙が多い方で、わたしたち日本人でも知らない言葉や漢字がたくさんあります。
またよく使うものの意味を間違って理解していたり、ハッキリとした意味はわからないものの、なんとなく使っている言葉も意外と多くあるものです。
また、厳密な時間や量を表す表現ではなく、感覚的で抽象的な表現もあります。
そのような表現をきちんと説明することは難しいですが、上手に使うならば伝えたいことを相手に感覚的に理解してもらうこともできます。
「まもなく」という言葉の意味
厳密に時間を伝える代わりに、なんとなくかかる時間をニュアンスとして伝えることのできる言葉に「まもなく」という表現があります。
「まもなく」という言葉にはどんな意味があるのでしょうか。
この言葉を漢字で表記すると「間もなく」となります。
現在を起点にして、比較的短い期間を表す言葉です。
具体的にどれくらいかと言うと、多くの場合には数分から一時間以内の時間を指しますが、もっと長い期間を表すこともあり、幅広い期間を表すことができます。
スポンサーリンクまた、「まもなく」という言葉は過去に起こったことにも使うことができます。
例を挙げると、「去年に行ったレストランは、あれからまもなくつぶれてしまったみたいだ」といった感じで使用します。
この場合、前回にレストランに行った時を起点に、それから短い期間のうちにレストランが閉鎖してしまった、という意味になります。
どんな類似語があるか
「まもなく」のように、短い期間を表す言葉には「もうすぐ」とか「いよいよ」といった言葉がありますが、どれくらいの期間を表しているのでしょうか。
「もうすぐ」は先に起こることを表しますが、短い期間、近未来を表現します。
「いよいよ」という言葉も近い将来を表しますが、期待を込めたニュアンスになります。
「まもなく」という表現は文脈が大切
「まもなく」という言葉がどれくらいの期間を表すかは、文脈によって大きく異なります。
さらに、「まもなく」という言葉が使われている状況や背景によっても変わってくるでしょう。
例えば、頻繁に車が往来する場所で「まもなく」バスが来ると言えば、数分のことであるのに対し、田舎など車の往来が少ない場所ではもう少し長い時間を表すでしょう。
このように同じ言葉であっても、どれくらいの期間や時間を表すかは文脈によって変わります。
そのため、時間を表す表現を用いる際には、文脈や背景もよく考慮に入れて、どれくらいの時間なのかを考えるようにしましょう。
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