【学校法人】履歴書や送付状には貴校?貴法人?呼び方の明確な違いについて
履歴書を書く時や送付状を送る際、「貴社」や「御社」という表現を使うことが多いです。
しかし、就職希望先が学校法人などの法人関連で、会社でない場合は呼び方が変わります。
そのため「貴社」ではなく「貴校」を使うことが一般的ですが、学校法人の場合は法人のため「貴法人」と呼ぶべきなのか、それとも学校だから「貴校」と呼ぶべきか迷う場面があります。
どれを使ってもいいというわけではなく、適切な言葉を選ばなければ残念な履歴書、送付状となってしまいます。
履歴書に送付状は必要か
面接当日に持参し、手渡しする場合は不要です。
送付状そのものの役割は、送付書類と同封する書面であるからです。
対面であれば直接挨拶ができますが郵送ではそれができないため、挨拶代わりのもととして添えられます。
送付状の書き方とマナー
職務経歴書と同じ大きさに揃えた送付状を用意すると受け取った人が見やすいです。
また、履歴書はかしこまった文書であるため、一筆箋を使わずビジネス場面で使われるものと同じ形式にします。
ビジネス文書はPC作成が基本であるため、送付状もPC作成が望ましいです。
スポンサーリンク作成の際は横書きが主流の履歴書と合わせて送付状も横書きにします。
また、挨拶代わりの文書であるため、「ですます」調にし、不適切な言葉遣いや誤字脱字がないように注意します。
「貴校」と「貴法人」の意味と使い分け
履歴書を書く場合注意しなければならないのが敬語です。
特に学校を敬語で呼ぶ場合、会社が「貴社」ならば学校は「貴校」だと考えてしまいがちですが、場合によっては大変失礼な表現になることがあります。
「貴校」を使う場合は、大学を除いた教育機関、つまり小学校から高等学校、専門学校など、「校」がつく機関が対象となります。
また、「貴校」と「御校」は意味は同じですが「貴校」は文書向けで、面接官に向かって「貴校」という言葉はあまり使われないので注意が必要です。
「御校」はどちらでも使えます。
「貴法人」は、法人やそれに準ずる団体や病院、銀行などに向けて使う言葉です。
ただし、法人のあとに機構がくる場合は「貴機構」、会がくる場合は「貴会」と言い方が変わります。
学校法人の場合の呼び方
学校法人の場合、「貴校」か「貴法人」なのかわからなくなる場合があります。
しかし、大学以外は全て「貴校」を使っていいとされています。
学校法人かそうでないか悩んだ時は、高校までを「貴校」とする、と覚えておくといいです。
学院であれば「貴学院」を使います。
また独立行政法人の高等専門学校は「貴機構」となります。
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