振込みで打電を依頼する意味

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大切な振込みをする時に、意味のわからない用語などが振込用紙にあって、戸惑ってしまうことがあります。

 

これからのシーズン、受験生の多くが試験料や授業料を学校に支払いますが、その方法は口座振替か振込みになると思います。

 

多くの場合、振込用紙に「打電でお願いします」といった注意書きが見られますが、この打電とは一体何でしょうか。

打電の意味

打電とは、「電報を出す」という意味です。

 

今は電話もメールも普及しているので、結婚式の時などかしこまった場でしか電報を使うことがありませんが、電報が情報の主流だった時代には、緊急の連絡を電報で出していたため、すぐに伝えてほしい言伝などを「打電してください」というように用います。

 

銀行用語の打電とは、銀行窓口で作成された伝票を係の人が送金相手側にその場で打ち込んで、情報も一緒に送るということです。

 

つまり、お金を送るだけでなく、誰からのどんな内容の送金なのかといった情報を一緒に送るという意味です。

振込みから着金には時間がかかる

実際のお金の移動には時間がかかりますが、電子的な送金であってもそれは同じです。

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もちろん電子的な移動なので、郵送のような時間はかかりませんが、振り込んだお金が相手側に届くまでにはタイムラグがあります。

 

そのため、ある程度高額の振込みではよくあることとして、振込みがされたか、その確認をすぐに取りたい場合に打電を依頼するというケースがあります。

 

振込みの際に打電をお願いすることで、相手側は5分足らずで着金の確認が取れます。

 

特に、他の銀行に振込みする場合には同じ銀行同士の送金よりも時間がかかるケースがあるので、打電をすることが大切になります。

ATMと窓口の違い

窓口での振込みとATMでの振込みにも違いがあります。

 

ATMでの手続きの場合は、依頼をした人の名前、振込金額、取引した日付などの最低限の情報しか残りません。

 

また、多くの場合、ATMでの手続きですと依頼した人の名前はカタカナ表記になります。

 

一方、窓口での振込み手続きで、併せて振込者の情報を打電依頼しておくと、学生番号や名前の漢字表記といった細かい情報を含めて振込みをすることができます。

 

とりわけ受験生や新入生が手続きで支払いをする時期はほとんど重なり、授業料などの金額もほとんど同じになったり、実際の振込み手続きをするのが学生の親であったりします。

 

そこで、どの学生が振込み済なのかを確実に簡単に把握するために、打電をお願いする意味が生じます。

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